「メフィラス星人と飲みたい。」シン・ウルトラマン リボンさんの映画レビュー(感想・評価)
メフィラス星人と飲みたい。
想像以上にシュールでした!!
メフィラス星人とウルトラマンが居酒屋で飲んでるのが予想外の絵面で、なかなか良かったです。
開始早々の、こんな怪獣達がいたよね〜っていう回想の怪獣達オンパレードも良かったし、
メフィラスは巨大化したらほとんど使徒っぽいし、
ウルトラマンとお互いに蹴ろうとして足で力比べしてる図とかは、昔より中の人達の身体能力がアップしている!
普通にアクションものの動きに近くて新鮮なメフィラスとウルトラマンの闘いでした。
そして「大怪獣の後始末」よりは官邸が機能していたかな?とも思い。
現場指揮官の西島さんが「速やかな直接攻撃を!」と上司に伝えたら、「分かったアメリカからすぐミサイルを購入して攻撃させよう!」と言って電話切ったらもう戦闘機が上空に来てロケット投下〜~~!!家で戦闘モノのシミュレーションゲームしてるのか?!っていうくらい、意思決定から実際の攻撃まで早い!!このサクサク感は良かったです。
ゼットンとゾフィーが最後に出たのも嬉しかった。ウルトラマンは唯一ゼットンに倒されたことと、ゾフィーが助けてくれたことだけは覚えてましたが、まさかこういう件にしてちゃんと過去作と辻褄を合わせるとは、お見事。
ゼットンの形状、次第に成長?して本来のゼットンの姿になっていく様も斬新で。。映像作品としても技術スタッフさん達素晴らしい。
ゼットンの形態進化をじっくり見ていたい気分になりました(笑)
人間達の「困った時の神頼み(ウルトラマン頼み)」も分かりやすくて、そうだよな〜と納得。
狡猾で頭良くてキレもののメフィラス星人が、大河ドラマでやはり戦略家の石田三成だったことを思い出すと配役が良き!メフィラス星人が居酒屋出る時「おあいそ!」って言ったのが一番ツボでした!!
そうか、地球人(原生人類)よりもはるかに高等技術のある知的生命体は、現地の言葉風習諸々すぐ覚えるだろうから、おあいそ程度の言葉なんて難なく使えるのか〜、と、演出の妙が個人的に好きな手法でした(笑)
メフィラス星人と公園のブランコに乗り、居酒屋で飲みたい人生でした(笑)面白かったです!