「ウルトラマンオリジン」シン・ウルトラマン カイトさんの映画レビュー(感想・評価)
ウルトラマンオリジン
日本に禍威獣が立て続けに現れる中、遠い宇宙から60メートルを越す星人が現れた。彼は人類を救うのかそれとも滅ぼすのか。
壮大なスケールで誰もが知るウルトラマンを生まれ変わらせた本作。
自分自身がウルトラマンに触れずに育ってきたため、ストーリーも意外性のあるシーンが多く、思ったよりコミカルでとても観やすかった。また、ウルトラマンの敵によってパートが異なる点もスッキリしていて良かった。
ウルトラマンのしなやかで無駄のないシルエットはヒーローというよりも宇宙人感が強くクールだが不思議という絶妙なバランスだったと思う。
本作で最も印象に残ったのは俳優陣のセリフだった。早口で専門用語や会話が終始繰り広げられていた。テンポが良く、コミカルで本作のリズムを作る上で大きな役割を果たしていた。
斎藤工の宇宙人目線から人類を捉え理解しようとする姿勢は無機質だがどこか愛がある難しい役どころだったが的確に表現していた。
壮大なスケールでウルトラマンを現代に蘇らせ、宇宙から人類への愛を訴える本作に胸が高鳴った。
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