「懐かしさと意外な展開を見せる娯楽作の佳作!」シン・ウルトラマン たいちぃさんの映画レビュー(感想・評価)
懐かしさと意外な展開を見せる娯楽作の佳作!
TOHOシネマズ上野にて鑑賞。(超満員)
庵野秀明総監修の「懐かしさを感じ」ながら、「意外な展開にそう来るか!」というエンターテインメント特撮映画。
昨日公開の映画なので、細部に至る記載(ネタバレ)は避けるが、
「日本に現れる怪獣(劇中では禍威獣)・宇宙人を、ウルトラマンがやっつける」という基本コンセプトは変わらず、成田亨さんのデザインどおりカラータイマーも(TV版ではあった)背中チャックも無くなって「素晴らしい造形のウルトラマン」が見られて良かった。
ただ、「この現象はどういう理論で…」という現代的な描写が、やや理屈っぽく見えた。
自分は、昭和のテレビで毎週日曜日の夜に『ウルトラマン』をリアルタイムで見ていた世代だが、「理屈など考えずに楽しむ作品」に出来なかったのだろうか…と思ってしまう場面あり。
それでも、全体的には[娯楽パート]として楽しめる時間が大半であり、[イラつきパート]は微細だと言えるので、頑張って作られた映画だと評したい。
ここまでの娯楽作を作ることができる人は、そうそう居ないと思う佳作。
<映倫No.122341>
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