「脚本がダメ。2020ワースト」his ビビさんの映画レビュー(感想・評価)
脚本がダメ。2020ワースト
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LGBT(マイノリティー)の抑圧された恋愛物がやりたかったのか、はたまた離婚による親権問題が描きたかったのか?それとも女性の社会的弱者を炙り出したかったのか?
全てに於いてテーマがブレている気がする。裁判のシーンなんかは、台詞が余りにも酷くて演出で削れなかったのか?甚だ疑問である。特に最終妻側の弁護人が吐く「子供は女性が育てるべきなんだ!!」という台詞。あんな事言う弁護士いる?傍聴席で何度も拝観しているが、今作に出てくる弁護士はあまりにもチープな台詞が多くて、リアリティに欠ける。たぶんプロデューサーたちがこう言う考え方を持ってしまってるんだと思う。
自分たちが社会に蔓延る問題をありったけ描きました!って感じの浅薄な映画だ。
マイノリティーを描くので有れば、妻側は悪くないし、むしろ自分勝手をしている、だけど愛と言うものには逆らえない。を注視して描くべきだと思う。しかし、妻側が一方的に悪く描かれていたことが残念でならない。
子供の親権問題もそれに絡んでくるが、子供が言う台詞があまりにもストーリーにご都合良すぎて「?」となる言葉ばかり。子供ってそうじゃないんだよなあ〜って。
あと根本的に思ったこと。この映画の提示する世界観では、女性が社会に出て働けないよ!って言いたくなった。それが狙いですって言うんだったら、説明ではなくて説得力ある脚本で見せて欲しかった。なので女性蔑視だと認識。
最後のユートピアみたいなエンディングは何あれ?この製作陣大丈夫か?って思う。
プロデューサーが全員男だってことに納得した。
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