劇場公開日 2022年6月3日

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オフィサー・アンド・スパイのレビュー・感想・評価

全98件中、41~60件目を表示

3.0差別はいつもある

2022年6月16日
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まずフランスにもユダヤ人差別があったことを知る。そして同時にどの時代、どの国でも差別はあり、人間の性なんだなあと思わせる映画でした。当時の社会不安もあったと思いますが、隠蔽とか今の時代にも通じるなと思います。
ストーリー的には後半逆転して盛り上がる!わけではなく淡々と話が進みますが、かえって主人公の実直さ、誠実さが伝わります。社会を二分してたのもわかり、よくある法廷モノとはひと味違う作品。

なお、映画では触れられませんが、観たあと調べたら史実では、真犯人エステラジーはイギリスに逃げて罰を受けることなく暮らしたそうです。

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mz

3.5フランス語で正解

2022年6月16日
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鑑賞方法:映画館

思ったより奥深い、ちょっと難解。フランスもユダヤ人に偏見あったんですね。
この手の映画って英語が多いけどフランスが主たる舞台だからフランス語で良かった。仏領ギアナの悪魔島ってどうしてもパピヨンだな。

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あらじん

3.0私は無罪か?

2022年6月16日
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 長いものに巻かれちゃうことって、あるんですよねー。だってラクだから。で、問題を先送り、隠蔽するすることで、さらに問題が悪化、誰かが詰腹を切らされる。こうなると、見て見ぬフリしたヒトは、無罪ですか?。その中に、私はいないと言い切れますか?。
 大きな組織ほど、舵をきるのにエネルギーが要る。でも誰かがやらねば、氷山に激突。自力でできないとすれば、どうすればいい?。
 ヒトはラクな道を選びます。結果、事無かれ主義に。ホントは間違えているのに、大勢でいると間違いに麻痺してしまう。後は自己崩壊するのみ。そんな企業ありましたよね。その後誰かが、割を食う。その誰かとは、明日の我が身だったりして。
 多数派が望むラクな道を破壊してでも、真実を追求できる人は、少数派でしょう。そんなマイノリティのレポートに、皆様は喝采を贈りますか。あるいは隠蔽しますか。どっちがラクですか。
 組織を糺す。言う程ラクではない。でもやり遂げた人がいる。今それが映画になる。なぜかな?。
 誰かに世直ししてほしいのか、自分で世直しするのか、映画観てから、考えてね。

 皆様の人生航路、舵をきるのは誰?。

 監督さんの趣味ですかね。陰影の使い方が上手いというか、妙にフィルム感ある映像です。歴史ものにはデジタルっぽい映像より、味わい深いフィルム感が似合いますね。
 そのポランスキー監督ですが、映画になりそうな程に激動の半生を過ごした方。今はどうだか知りませんけど、かつてアメリカに入国しようとすると、とある理由で身柄を拘束される立場だったとか。そんな監督さんにとって、ドリフュスとは何者なのか。ピカール中佐とは何者なのか、ちょっと知りたい気もします。

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機動戦士・チャングム

3.519世紀フランスで実際に起こった冤罪事件を元にした映画。

2022年6月15日
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19世紀のフランスで、機密情報をドイツに流したというスパイ容疑をかけられた男と、それが冤罪であることを証明しようと軍の権力に立ち向かった男の物語。
いつも思うのは、日本人から見ると、ヨーロッパの人達のユダヤ人に対する感情は本当にわかりにくいということだ。
なぜ、それほど嫌われるのだろう?20世紀に台頭したナチスだけかと思うと、フランス人からも嫌われている。
ドレフュスという男がユダヤ人であったことと、冤罪とは無関係ではないだろう。
冒頭は何がどう動いて、何が起こっているのか、わかりにくい部分もあるが、後半になるにしたがって、冤罪の輪郭が浮かび上がり、真実に従うピカールという男がマスコミをも動かし、軍の隠蔽する冤罪の証拠を暴いていく姿が描かれていく。
ロマン・ポランスキー監督は様々なマイナスイメージがあるが、映画を取り続けている。
はっきり言って、真実はわからないが、映画はそれなりの見ごたえがある。
ぜひ、劇場でお確かめください!

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caduceus

3.0知らなかったですが、有名な冤罪事件なんですね。 俳優の顔の見分けが...

2022年6月15日
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鑑賞方法:映画館

知らなかったですが、有名な冤罪事件なんですね。
俳優の顔の見分けが出来ずちょっと苦戦しました。
盛り上がりも今ひとつでした。

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やまぼうし

4.0静かにハラハラ

2022年6月14日
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興奮

知的

偏見と忠誠が生んだ冤罪を仕事が出きる人が晴らした話。ユダヤ人迫害の歴史は深かった。ピカール大佐はちゃんと仕事をしただけなのに、裁判に掛けられてしまった。差し詰め相棒的には右京さんが真犯人を追及しようとしたら、捕まっちゃったってとこかしら。真実が闇に葬られそうになったら、世論(新聞)が黙っていなかった。それは精鋭な文春砲といったところか。まだ決闘裁判やってるところに1800年代を感じました。

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印刷局員

5.0義憤ではなく軍への忠誠心で冤罪事件に自らの名誉をかけて挑む姿をストイックに見つめる史実サスペンス

2022年6月13日
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鑑賞方法:映画館

世界史で習ったドレフュス事件をスリリングに描く歴史ドラマ。たかだか130年ほど前の話ですが当時のフランスの風景が現代のそれとは全く異なることにまず驚きました。ユダヤ人差別が引き起こした冤罪事件に立ち向かうピカール中佐自身も反ユダヤ主義であることを隠しもしない男で、諜報部部長に任命されたことを契機にしてフランス陸軍への忠誠心から軍に蔓延る腐敗を片っ端から排除しようとする中で事件の捜査の杜撰さを知り長い年月と自身の名誉をかけた戦いに身を投じていくストイックさが胸に沁みます。命懸けで事件解決に臨みながらもドレフュス大尉に対する冷徹な態度を崩さないピカール中佐に『夜の大捜査線』でティップス刑事の聡明さに驚嘆しながら自身の黒人蔑視と葛藤したギレスビー署長を連想しました。

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よね

4.0知っておくべき

2022年6月12日
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ユダヤへの偏見・差別と、権力と隠蔽、そしてそれと闘う正義の話。
今も昔も権力は、自らの不正でいかに自らを貶めているのか、には思い至らないのだ…
しかしコレは、フランスでは150年前の話。アメリカは分かっていながら改善できず、日本はまだ自覚してもいない。まだまだこうした地獄は続いている。知っておくべきでしょう。
映画としては、もう少し整理できたのでは?と思う。

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ぱんちょ

3.5丁寧に作ってはいるが、ちょっと退屈かも

2022年6月11日
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ドレフェス事件、予習していなくても話の流れは分かった。
冤罪と軍、政府の圧力に屈しない主人公の痛快大逆転劇だと思って見るとダメ。意外とドライ。
知識不足だったから知らなかったが、フランスでもユダヤ人への差別意識ってあったんだなぁ。それがこの事件を産んでしまったのかと驚き。

裁判になるまでがちょっと退屈に感じてしまうかもしれない。それとフェンシングシーンが唐突過ぎてよく分からなかった。

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いたかわ

4.5組織の腐敗

2022年6月11日
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知的

見応えのある骨太のいい映画でした。
いつの時代もどこの国でも、組織っていうのは腐りやすいものなんだなぁ。
様々な圧力の中で、良心をもとに立ち向かう主人公に感銘をうけました。こういう人に憧れる。
それにしても[戦場のピアニスト]といい、素晴らしい作品を作る監督ですね。

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光陽

5.0よくぞ映画にしてくれた

2022年6月10日
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ドレフュス事件を描いた映画が上映中と知って、すぐに見に行った。「オフィサー・アンド・スパイ」。邦題は英語だけど、原題はズバリ、J'accuse. で、正真正銘のフランス映画(イタリアと共同制作)。ゾラでなく、真実を伝えた勇気ある軍人ピカールが主人公。素晴らしかった。
権力による隠蔽や情報操作が再び高まっている現在に、この映画をぶつけてきた直球の心意気に惚れる。フランスにとっては不名誉な史実をよくぞ映画にしてくれたと思う。むしろ、こういう真実のために自己犠牲ができる軍人がいたこと、彼やドレフュスが後には復権したこと、また、こういう映画も作れるフランスは大したものだと思う。

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Boncompagno da Tacaoca

3.0抑えた演出、それがいい。

2022年6月10日
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まずお話(史実に忠実なんですよねぇ〜?どうなのかな?)自体が面白いというか、スペクタクルなんですよね。時代的に軍、司法、国家も巻き込んでいるかな?それらの組織全体を敵に回すという壮大な1人対組織という物語。会社という組織に属している自分からしたら、ピカールすげえ、、、の一言です。尊敬するけど、友達にはなれないかなぁ(笑)だって、最高に偏屈っぽいし、心開く人じゃない=ワキが甘くない人っぽいし。そんな方が負けが見えている戦いに自身のポリシーを守るために挑むってのが熱いじゃないすか!

本作この逆転劇(と言っていのかなぁ?)にエンタメ要素を盛り込んでいないところが良いですね。意図的なドラマティック演出がなく、非常に抑えている雰囲気です。けどねそれが良いと思うのです。映像は綺麗なんだけどずーーーーっと暗い。どんよりと重苦しい。これも時代つてことなんでしょうかねぇ。劇的な展開ではあるものの、語りたいのはそこじゃなくって作品全体にずーっとある反ユダヤ主義とナショナリズムのテーマを語りたかったのかなぁ?なんて思います。そこを強く出したかったからこその、非ドラマティック展開だったのでないかなぁ?終始「おかしいじゃん!こんなの」なオンパレードで。

ピカールはまぁ道義的に「?」がつく女性関係はあるにせよ(フランスは寛大なのかな?)偏見を持たない男。周りに流されない芯の強さと妥協をしない強さを持っています。彼だからできたのでしょう。けどね、彼のような想いは多くの人々が持っていなければならないはずなんだけどなぁ。なぜに安定を手に入れるとそれを壊さないようにするために、やってはならないことをやり始めるのか?正直になれなくなるのか?悲しいですよね。

本作は社会派ドラマとして秀逸だと思いますし、そこそこ長いのですが気にならない面白味はあります。ですが、過去の性暴力事件の前科があり嫌疑が多いポランスキーの作品ということで評価は下げてます。芸術家の前に、人間でなければならないと僕は思うのです。はい。

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バリカタ

4.0嘘と真実の戦い

2022年6月10日
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 本作品は、嘘を吐いて他人を貶める人たちと、真実に忠実な人たちの戦いの物語である。原題はエミール・ゾラの「私は告発する」という弾劾文書のタイトルで、邦題もそのままのほうがよかったと思う。

 大抵の人は、嘘を吐くのはよくないことだと教えられて育っている。そんなふうに教えるのは、子供に嘘を吐かれると大人が困るからだ。だから嘘を吐くことには子供の頃に刷り込まれた罪悪感が伴う。世界のどこでも同じだと思う。嘘は悪いことだというパラダイムがワールドワイドに続いている。
 ところが、嘘を吐くことにまったく罪悪感を感じない人間もいる。自己愛性パーソナリティ障害でおなじみの元総理大臣がその典型で、国会で118回も嘘の答弁をしても反省も何もなく、総理大臣を辞めたあとも「日銀は政府の子会社」などという嘘を平気で吐いている。彼と仲よしのトランプもプーチンも嘘を吐いて世界に大きな被害を与えている。どうやら嘘を吐いても平気な人間でなければ権力者にはなれないようだ。

 権力を支えるのは役人と軍人である。それぞれ、役所と軍隊の利権を守るのが仕事だ。組織を守るためには、間違いは認められない。つまり組織ごと、自己愛性パーソナリティ障害に陥っていると言っていい。
 しかし中には自分は嘘を吐けないという役人や軍人がいる。そういう人は強要や脅迫の被害者となり、場合によっては左遷や減俸の憂き目に遭う。日本では公文書の改竄を命じられて自殺した赤木俊夫さんがいた。本作品では主人公のジョルジュ・ピカールである。彼は軍律に従いながらも、真実に忠実な毅然とした態度を崩さない。この難役を、映画「アーティスト」で米アカデミー主演男優賞を受賞したジャン・デュジャルダンが見事に演じている。

 虚偽を排して真実だけを口にする人は、心が穏やかな日々を送ることができる。しかし嘘を並べ立てて虚偽に生きる人は、常に不安である。本作品で描かれる裁判のシーンでは、落ち着いた表情のピカールに対して、将軍や大臣の不安そうな顔が強調されている。この演出は上手い。

 軍の名誉などといった意味不明の概念のために、世界中でどれだけの嘘が積み重ねられているかを想像すると、軍そのものが嘘で塗り固められていると感じる。
 第二次大戦中の日本では、軍の名誉のために一億玉砕というスローガンまで生み出され、国民はお国のために死ぬことが善であるという嘘を信じ込まされた。何より恐ろしいのは、2022年の現在も、死んだ兵士を「英霊」などという嘘の概念で祀り上げていることだ。あの戦争は全部が嘘だったと認めなければ、日本に平安が訪れることはない。

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耶馬英彦

2.0人類は進歩しているのか

2022年6月9日
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19世紀末のフランスで起きた有名なでっち上げ事件が舞台。
本映画は①人種差別と②権力者の横暴が主題。

①もともとフランスは差別がきつい国である。
フランス革命で「自由・平等・博愛」を標榜していても、あくまでそれはガリア人が対象であって、辺境のビスケー(バスク)やアルザス・ロレーヌ地方の種族は対象外。
ましてやユダヤ人やロマ人(ジプシー)は論外。
近年でも繰り返されるフランス政府によるロマ人の国外追放はEU諸国から度々非難されているほどである。120年後の現在でも差別が歴然と残っているのである。
現代の我が国においても人種やその他の差別は潜在的に残っているのが実状である。
これは他人事ではないし、我々も他国の人から色眼鏡で見られているのである。
薄まることはあってもこの問題は永遠に解消されないのかもしれない。

②国家(為政者、権力者)は自分の意図する方向に物事が進まない時は、法・真実を曲げてでも無理やり力ずくでその方向を自己の都合のよい方に向かわせることがある。
古今東西そのような例は枚挙にいとまがない。
特に最近のポピュリズム政治家にその傾向が顕著である。
それを解消・阻止するにはどうしたら良いのか。
それを考えさせるためにポランスキーはこのテーマを選んだのだろうか。

さて映画としては後半部分で若干の盛り上がりがあったものの不完全燃焼で終ってしまった。
なぜ部下たちが虚偽の工作をしたり証言をしたのか。
それは上層部からの指示に基づいて行ったのか。
なぜ部下は最期に真実を自白したのか。
そんな事が分からず終いでした。

それにしても邦題のネーミングはひどい。 これじゃ売れるものも売れない。

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Golgo14

3.5名匠らしい風格

2022年6月9日
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ポランスキー選手だからてっきり英語のアメリカ映画と思ったら、フランスが招いたフランス語によるフランス映画でした。しかし、画面の雰囲気や映像のカンジは完全にアメリカ映画のノリです。
さすがの名匠なので格調高い大作風ですが、淡々としたサスペンスでケレンやスリラーはありません。
欧米人には有名な事件なので事前にドレフィス事件は調べておいて真犯人の名前は覚えておいた方がいいでしょう。
映画では軍上層部の隠匿と横暴を主題に描いていますが、歴史的にはむしろ欧州におけるユダヤ人差別が大きな要因になった事件なので、そちらの側面をもう少し強調する脚本と演出が望ましいですね。

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越後屋

3.5真実と公正を求めて

2022年6月9日
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難しい

寝られる

同情でもなく友愛でもなく、むろんお金のためでもなく、ただ正義を追求しようとしたピカールという人がいたことを知りました。
ドレフュス事件については、作家のエミール・ゾラが「私は告発する」(この映画の原題)という文章を新聞紙上に発表したことが有名らしい。
これは権力と戦ったピカールの視点から描かれた史実なんですね。
前半がちょっと長かったけど、見ごたえのある作品でした。
ルイ・ガレルがドレフュス役ですが、あまり出てきません。

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マリエル

2.5寝てしまった

2022年6月9日
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寝られる

何となく時間潰しに鑑賞しにきたら、寝てしまいました。作品がダラダラ感じてしまったからかも?良く言えば成熟していますが、昔の作品の方が先鋭ですね。

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ミカ

3.5フランス語は眠い

2022年6月8日
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ちょっと睡魔に襲われたが、なんとか脱落せず鑑賞。

無実を訴え軍部(上官)との攻めぎ合いは見ていて面白い。感情を抑えつつ理路整然と攻めたり、権力を振り翳し抑え込もうとしたり…結局は長いものに巻かれた判決。
冤罪、面子、隠蔽、差別…今も昔もどこでも変わらないのね、こうゆうの。当事者はたまったもんじゃないけど。

追記:顔の区別つかねーとか思っていたら、同じ感想が多くて安心した。数人は敵なのか味方なのか見ただけじゃ判別つかんかったわ^^;

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Oyster Boy

3.0いつでもどの国でも同じようなもの?

2022年6月8日
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知的

難しい

裁判にかかる年月の長いことにまずビックリ!
19世紀ですよね、平均寿命だって今より相当短いはず、関係者に亡くなる方はいなかったのかなんて要らぬ心配。
作品の展開が日付の出ない時に、いつの場面なのか理解できないときがあってモヤモヤした。
国や組織の体面を守ることが真実の解明よりも優先したり、人種に対する偏見、ポピュリズムに走りがち、など今もよく目にする光景に辟易としました。
しかし、真実を明らかにしようとする不屈の精神を持ち合わせる面々がいることに救われました。
骨太の作品でした。

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ニコラス

4.0偏見と差別は今も変わらない!

2022年6月7日
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邦題では何の映画かわからなかったが「ドレフェス事件」の映画化。ここのところ19世紀の物語りばかりを読んでいたので、早速、出掛けた。描かれるのは19世紀の末のフランス国民。軍と政府は事なかれ主義に溺れる。そんな権力を応援する反ユダヤ主義。パリは20世紀のベルリン(ナチス)を非難できない。ポランスキーは敢然と不正を暴くピカール中佐と反ユダヤ主義を批判し、真実を貫き、大衆に非難されるエミール・ゾラの戸惑いを映像化する。

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kthyk