「複製と偽物の違いは!?」オフィサー・アンド・スパイ MARさんの映画レビュー(感想・評価)
複製と偽物の違いは!?
1894年、ユダヤ人の陸軍大尉ドレフュスが、いわれのない罪で投獄。しかし、衝撃の真実に気づいた中佐のピカールは危険と知りつつ陰謀と巨大権力と闘っていく物語。
序盤から胸の痛いドレフュスの姿。剣ってあんなにポキっといくもんなんですね。
さておき、ドイツへ機密を漏らしているとのことで捕まるドレフュスだが、筆跡とDのヤツってだけであそこまでって。。酷すぎ。
全体的な物語としては、2時間越えのそこそこ長い作品ながら、BGMも無くとにかく淡々と進んで行き、映画らしいエンタメ的要素は粗皆無。
ちょっと物足りない気がしないこともないけど、国を揺るがす史実の事件ですからね。逆にこの描き方は良いかも。
そして、エンタメ要素は粗無いと言えど、ワタクシのようにこの史実を知らないで観れば、実はこいつが犯人なんじゃないか!?と思わせる流れもいくつかあり、そこは◎
また、淡々とした雰囲気の中でも、法廷シーンは流石に緊張感が‼どの映画でもこの場面は絶対ハズれないですよね♪
ただ、新しい登場人物がどんどんと出てき、ただでさえ顔と名前を覚えるのが苦手なワタクシ、後半はやや迷子気味w
また、最後肝心なところが・・・。そこをじっくり見せてこそ、このテの映画はスカッとするもんなんじゃ・・・。
等々、ちょっと消化不良なところもありつつ、最高だったのはエンドロール‼
重厚な音楽にバックのあの画は滅茶苦茶カッコ良かった(笑)
個人的に今年の暫定ベストエンディングロールですね(笑)
そしてピカールのあの美し過ぎるカウンターストレートも史実通りなのだろうか?
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