「北欧的な暗さとシュールさ。日本人ウケは難しい。」ホモ・サピエンスの涙 クリストファーさんの映画レビュー(感想・評価)
北欧的な暗さとシュールさ。日本人ウケは難しい。
映画評観ると、全然評判良くないけど、ベネチア国際映画祭で銀獅子賞を獲ってるそうで、日本ウケ、一般ウケしないだけかな?案外面白かったりして、と思って観てみた。
33シーンをワンシーンワンカットで撮影、たくさんの人の日常のひとコマを切り取っているような構成。
…不思議な味わい!!
この作品を分かったとは言い難いけど、なんか悪い気がしない。
色調がいかにも北欧らしく、暗いけど温かい感じで、絵画的な美しさがある。
このテイストはとても好き!!
そしてこれまた北欧的に、全体的になんかシュール。
淡々と過ぎていくシーンの中にツッコミどころが多々あって、私はちょっと笑ったんだけど、誰も笑ってなかった。
ゆっくりと時間が流れていて、目や心に優しい感じで、案外、次はどんなのが来るのかな?と興味が尽きなかった。
ちょっと暴力的なシーンや毒もあったけど、それも人間、淡々と淡々と描いている。
ただ、やっぱり日本人ウケや一般ウケは狙えないので、あまり人には奨められない。
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