「夢に夢をみせられる夢のような夢」彼女は夢で踊る NobuNagaさんの映画レビュー(感想・評価)
夢に夢をみせられる夢のような夢
実在する広島第一劇場を舞台に
過去と現在が混在するファンタジックな純愛物語。
レディオヘッドの「クリープ」とオリジナルテーマのピアノ曲が夢の中で踊る踊り子と社長の恋模様をシットリと包み込む。
淡い悲恋がジワジワ沁みる。
主人公達が踊る夢の中に連れ込まれて
悲しい夢をみせられているような感覚になる映像美。
涙が滲んで止まらなかった。
踊り子のローテーション、楽屋での寝泊まり、うろつくヒモ、リボンさん、変な客などカルチャーとしてのストリップ劇場ガイダンスも抜かりなかったところにも好感。
そして広島第一劇場の香盤が
今も発表されていることに
ちょっと気持ちが救われた。
今年は日本映画の当たり年かもしれない!!
コメントする