「上手く生きられなかったから、ここで踊る。」彼女は夢で踊る bloodtrailさんの映画レビュー(感想・評価)
上手く生きられなかったから、ここで踊る。
女性に優しくされた経験の無い男は、多い。そーいう男を落とすのは簡単だ。惚れさせるのに刃物は要らん。踊って見せれば良い。イヤイヤ、少し違うけど。概念的には、そうなんです。
ストリッパーを愛した男。もう、この気持ちは野郎にしか判らんと思う。
踊るシーンが本当にキレイだった。宇品側を見渡す草津側の堤防。朝日を背にしながら踊る岡村いずみが美しい。本当に切なくなる。愛おしい。ヘアが多分見えてますが、全然エロさを感じない。ただただ、オンナのカラダの美しさ。
野郎必見。低予算ローカルの典型みたいなB級邦画は、オジサン世代の郷愁やら、愛したオンナの記憶やら、もう、どっろどろになっちまった「純愛」を汚泥のごとき胸の中から引っ張りだしてくれます。サラが、とにかく愛おしい。愚かで孤独なオンナを演じる岡村いずみさんのエロ可愛いさが、堪らない。
主題歌はRadiohead の Creep。4回流れます。岡村いずみの踊りは、必見。ガチのストリップです。いや、俺、これ(ストリップと呼ばれる踊り)だけの100分でも良いんだけど... なんて事は言いっこなしで。
良かった。とっても!
でもね、ヒモのきんちゃん。悩みは「脱がすところまで、どうやって辿り着けばいいのか」なんだけど?
因みに☆は、やざわようこさんと、素晴らしいステージパフォーマンス(セルフ回転ステージ)を見せて下さった後藤いずみさんへの感謝です、二つ分ほど!
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8/14 広島先行上映最終日
時川監督と横山雄二さんの舞台挨拶がありました。
第一劇場の壁キスは実在するものだそうです。サラが最初にキスマークを付ける場面では壁は「真っさら」に見えますが、カメラのレンズの細工だそうです。偏光フィルターですね、多分。赤を切りに行ったんだと思いますが、劇場が取り壊されても、あの壁は残したいかなぁ。
尚、第一劇場は撮影期間中に更地になっている予定だったらしく。映画のラストショットは、更地に立ち尽くす加藤さんのはずだったとか。社長、リアルに粘ってますw
オチがわかっているだけに、2回目以降はサラのシーンの全てが切ない。「上手く生きられない」とか涙目で言われたら、そりゃあ、ねぇ。可愛い。
また、舞台挨拶ではカメラマンをされていた、前田多美さんと新佛さんにもサインして頂けてラッキーでしたが、このパンフレットのデザイン、サインのスペース無いやん!前田さんのサイン、ちっさ。前田さん、キュートな見た目通り、控え目な性格なんですね。新佛さん、裏面に頂いてしまって御免なさい😞
よく太る良太さんへ
コメントありがとうございました!
creepの歌詞は映画を見た後に調べて、なるほどねー、ってなりました!
時川監督曰く「自分の映画はロングランになる事が多くてありがたいと思っている」そうで。まだまだ多くの人に見て欲しいし、野郎どもの心には刺さると思いますw
遅ればせながら本日鑑賞しました
トムヨークの歌声とクリーミーなイメージのあるcreepという題名ですが
creepがスラングであること
歌詞の意味 を理解するとさらに味わい深い作品になるなと思いました
まさにcreep効果ですね
bloodさん、毎度ありがとうございます。
いやはや、結局ストリップ劇場に行ってないので、どうも映画に没入できなかったのかもしれません。実は去年隣県の温泉に仲間で行ったとき、先に酔いつぶれて行けなかった・・・あとから写真だけ拝ませていただきました。
おはようございます。
今作は、所謂地元応援映画ではないと思いましたし、踊り子の方々の姿の美しさを含めて、ゆっくりとで良いので全国上映館が広がれば良いなあ、と思わせてくれる作品でした。
客層は、多分私が一番年下だった気がします。もしかして、一人鑑賞かな・・と思っていたら年配の男性達がかなりいらっしゃり、成程なあ・・、とも思いました。
では、又。
今晩は
”8/14 広島先行上映最終日”
広島では、こんなに早く上映されていたのですね・・。仕事柄、広島には良く行くのですが、この劇場は知らず・・
飲み屋街には、良く飲みに行っていますが・・。
マダマダダナア・・。
では、又。