「文句のつけどころのない、続編のジンクスを覆す快作!。」トップガン マーヴェリック Y.タッカーさんの映画レビュー(感想・評価)
文句のつけどころのない、続編のジンクスを覆す快作!。
時代の空気を多分に纏った前作を余すところなくフリにしながらも、前作をさらっとオマージュする作り方に久しぶりに映画を見てワクワクさせられた。前作の分かりにくかったスカイアクションも、映像技術の発達でスリル満点だったし、無駄のない展開も本当に良く考えられている。そこに前作から36年という時代の流れをセンチになることなく必然として見せる辺りの巧みさは、ここ最近の続編物にはない痛快さがある。前作で事故死した盟友の息子を演じるマイルス・テラーも、アンソニー・エドワーズをしっかりと彷彿とさせるルックスでグッと来る。そして何より、戦闘機パイロットとでしか生きれない、天才ながら不器用な男の矜持を燻銀の渋さを漂わせ演じたトム・クルーズのオンリーワンのカリスマ性が一等光ってる。舌ガンを克服して出演したアイスマンことヴァル・キルマーの登場も涙無しでは見れない。娯楽映画の何たるかがこれでもかと詰まった、文句のつけどころのない2作目のジンクスを覆す快作!。
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