「めちゃくちゃに面白かった…!」トップガン マーヴェリック ゆめさんの映画レビュー(感想・評価)
めちゃくちゃに面白かった…!
実は最近シリーズ前作を初めてちゃんと観たばかりの新参勢ではあるんだけど、めちゃくちゃ面白かった…!
鑑賞後の爽快感がすごい。こんなに気持ちの良く、素直に「最初から最後まで面白かった!」と言い切れる映画は最近なかなかない。すごいぞマーヴェリック!
前作の空気や設定はふまえつつ、今の時代に合った空気になっていて、またマーヴェリックが年月を重ねた(歳を取った)からこその、若者の道を作り導くストーリーがとても良い。
そして冒頭のアンセムと「デンジャーゾーン」の再来は「キターー!!」となる。
前作がトップガンでの訓練メインで描かれた(と記憶してる)内容だったのに対し、今回は実際の困難なミッションが描かれたので、作品全体により緊張感がありそこも面白かった。マーヴェリックが自分のことよりも若いパイロットたちの命を守ろうとしている構造があったのも大きいと思うけど。
戦闘機の操縦シーンは映像や撮影技術の進歩もあるけど、さらに臨場感がすごくて、私も見ながら登場人物たちと一緒に重量を感じたり息が苦しくなった。
そして物語終盤近く、ミッションは成功するものの、自分の搭乗機が墜落してしまうマーヴェリックとルースター。
「どうなるの…?」と固唾を飲んで観ていたら、まさかの敵基地のF-14機体(前作のやつ!)の奪取と、マーヴェリック&ルースターのペアでの飛行(マーヴェリックとグースの再現)。
そして敵機から逃れられずもうダメか?というピンチのタイミングでの、グースのライバルポジションのハングマンの登場(ルースターとハングマンは明らかに前作のマーヴェリックとアイスマンの関係が踏襲されてる)。
「ベタか!!王道か!!だけどそれが最高!!」ともう素直に胸が熱くなってしまったよ…。
本作は前作で相棒のグースを失ったマーヴェリックが、グースの息子ルースターや若いパイロットたちと関わることでどこか救われる話にもなっていて、そこも素直にカタルシスを感じる。
細かいことやベタさはほとんど気にならず、本当に最初から最後まで楽しめた。
ありがとうマーヴェリック、ありがとうトムクルーズ、ありがとう製作陣の皆様…!
本当に気持ちの良い作品だった。
公開から2ヶ月以上経ってるのに席が結構埋まってる映画館も、一緒に観に行ってた夫の隣で割とがっつり泣いていたというおじさんもなんだか「映画って良いよな…」と改めて感じた映画体験だった。