「超デジタル時代こそ響く究極アナログの魅力、トムは不滅」トップガン マーヴェリック シネマラブさんの映画レビュー(感想・評価)
超デジタル時代こそ響く究極アナログの魅力、トムは不滅
かなり話題になっていたので相当楽しみにしていましたが、期待以上でした。
また見たい気持ちはありますが、しばらく余韻に浸ります。
なぜこれほど胸が熱くなるのか。
自動化の話は作中もありましたが、自分もAIの会社で最先端のテクノロジーを見てきました。
そしてちょっとうんざりしている自分もいます。
デジタル、デジタル、デジタル、、
コロナ化で叫ばれたデジタル化
この超デジタル時代だからこそ、究極アナログの魅力が光るのでしょう。
自分の命を投げ打ってでも日ひとつで空を舞い、国のために奉仕する。
"考えるな、感じろ"
マーヴェリックの言葉もひときわ光る。
ビーチバレー シーンも胸にくる。
戦闘機も本物だし、実際操縦もしているとのこと。
CGに頼らない演出もまた人の心を打つのだろう。
トムがあまりに魅力的なため今回出てくる若手はやはり魅力で劣るし、一作目の彼を超える魅力ある若手俳優は今回居ない。なんかそこが残念だな、と思っていたし、なんだか中弛み感があったが、
でもそこをトムはもちろん、エドハリス、ヴァルキルマー、ジョンハムら、魅力溢れるベテラン達の魅力で巻き返す。
36年ぶりということ。続編をずっと作りたかったようだが、トムのプロ意識に脱帽。
80年代のハリウッド黄金時代の名作必須要素満載。
是非旧作を見てからビッグスクリーンで。
本作は予備知識なしで見て正解でした。
最後の展開に度肝を抜かれ、そして感極まり涙が止まりませんでした。
トムクルーズ、ありがとう、そしてお疲れ様。