劇場公開日 2022年5月27日

「アメリカ映画の王道をいく娯楽大作」トップガン マーヴェリック たいちぃさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0アメリカ映画の王道をいく娯楽大作

2022年6月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

ユナイテッドシネマ浦和にて鑑賞。

アメリカ映画の王道をいくような娯楽大作。
1作目の『トップガン』を初めて観たのは日本初公開時(1987年2月)のロードショー館(新宿文化シネマ1、前売券1200円)だったが、あれから35年も経つのに、相変わらずのアクションを見せるトム・クルーズは凄い!

冒頭で「♪Danger Zone」(ケニー・ロギンス)が流れた時には懐かしさを感じる…🎶

無謀だが天才的な戦闘機搭乗員マーヴェリック(トム・クルーズ)が教官になる続編だと予告編では見えたが、これが序盤からマッハ10を超える「人類最強の男」を演じてみるあたり、「相変わらず凄いな~」と思う。

1作目でマーヴェリックの親友=グースを亡くして、その息子が登場するのは予告で観ていたが、この関係がなんだか微妙な感じだった。
王道映画なので已む無しかも知れないが、もう少し工夫が見られるかと思った。

また、アイスマン(ヴァル・キルマー)との再会シーンは、ジーンと来た。

本作では酒場の女性=ペニー(ジェニファー・コネリー)がヒロインとなるが、前作でのチャーリー(ケリー・マクギリス)やグース妻(メグ・ライアン)を登場させなかったのは良かったかも知れない。ジェニファー・コネリーもそれなりの年齢みたいだが、物語に新鮮さが生まれた感あり。

濃縮ウランの貯蔵プラントを攻撃する低飛行訓練ミッションでは、「ハリウッドのこれまた悪癖」=「核爆破を娯楽作に盛り込む能天気さ」があり、やはり嫌な感じだった。
これは、シュワルツェネッガー主演作『トゥルーライズ』やスピルバーグ監督作『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』などでも見られる「ハリウッド映画人は核爆発で物語が盛り上がると思っている」あたりと同様。

具体的には記載しないが、ジョージ・ルーカス監督の『スターウォーズ』(シリーズ中のⅣ)をパクった展開も、シラケてしまった。

あまり色々と考えてはいけない映画なのだろうか…と思ってしまう娯楽映画なのかも知れない。
しかし、いろんな映画を観て来たわけなので、過去の映画とリンクしてしまうのは止められない…(^^;

<映倫No.48380>

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たいちぃ