「序盤の母艦から発進する戦闘機の映像を最初にばつんっ!ともってくるだ...」トップガン マーヴェリック マルホランドさんの映画レビュー(感想・評価)
序盤の母艦から発進する戦闘機の映像を最初にばつんっ!ともってくるだ...
序盤の母艦から発進する戦闘機の映像を最初にばつんっ!ともってくるだけでこんなにも心が奪われるとは。「Danger zone」とともに戦闘機の加速が上がってハッチにいる従業員のポーズサインが細かにカメラに映されていく。一人一人が主人公のように映りこういった人たちのおかげで成り立っているんだなと実感した。
戦闘機はこんなにも人間的な動きをするんだ!と目を見張るものがあるがまあ現実では不可能だとは思う。しかし物語を成り立たせるためにはこういった演出が世界を形成していく。戦闘機と戦闘機の空気感がまるで人間同士の心の波を表しているように見えて不規則な軌道がとてもエモーショナルに感じ取れるのが見ていてとても楽しい。
映画の最初でこれからは無人機の時代にとってかわられるからパイロットはいらなくなるだろうという悲しい知らせが来るがそんな時代を前にする最後の人間の底力を見せつけられるようなそんな作品だった。
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