「最高の戦闘機映画!」トップガン マーヴェリック ひろちゃん千葉さんの映画レビュー(感想・評価)
最高の戦闘機映画!
コロナのお陰で随分待たされましたが漸く封切り。
もう最高!これしかない。
パイロット役の演者も全員FA18に乗って激しい機動で苦しんでいる姿はリアル。
戦闘機に乗って撮影する為だけに五ヶ月も訓練を行ったと聞く。
実際に激しいGで気を失っている映像も。
(Youtubeだと戦闘機の後ろに乗って白目向いて失神している動画とかあります。まさにそれ状態)。
動かない飛行機に座って演技しているのとまるで違う。演技でなく本物と言って良いくらいだ。極限状態は一緒なのだから。
ストーリーも冒頭とかちょっと遊んだ様な所があるけどご愛嬌。全体的に凄く良くできている。
映像も敵役戦闘機など本物か?と思った位だ。
基本的には前作を現代風にして後の世代の話として纏めた感じで随所にオマージュが振り撒いてあるのもいい感じで面白い。
何より写真だけかと思っていたアイスマンが生身で出てきてくれた。映画の演出かと思ったら本当に病気で、同じ病気を患っている設定とか泣かせるぜ。戦闘機シーンだけじゃ無くて他にもいい所沢山入っていた。最高の仕上がりの映画だ。
敢えてストーリー上の難点を言うと前作で死んだ相棒グースの息子のルースターとの関係性。
アイスマン含めてなぜ彼を推薦したのかよく分からん。確かに選ばれた最精鋭の一人ではあるが、彼でないといけない必然性が映像でもセリフでも無かったのがちょっと惜しい。
ただルースターの成長によって物語がぐっと良くなる構成なだけにもうちょいどうにかできなかったかな。
まあ減点って程では無いので満点にした。
追記
5点満点で10点つけたい位だ。
4DXでも見ました。メチャクチャ良かった!
あんなに前後左右に揺れるとは、温風に冷風、水までかかるし(笑)。
戦闘機の激しい動きに合わせた動きや振動は感動ものだった。強いて言うなら画面が基地や空母からの交信シーンの時も止まらずに揺れている方がより臨場感あったかな。なんせ観客は戦闘機に乗っている気分を味わっているのだから…ただ連続してガンガン揺れるのが苦手な人には良い休憩かも知れない。どっちが良いのかな?
それとルースターを割と贔屓していた理由は2回目でも良くわからなかったが、彼が冷静で自らを危険に晒しても仲間を救おうとする所が他のパイロットより抜きんでているから任務向きと思って一次選抜されたのかも知れない。ただ任務遂行に冷静であると同時に達成第一で多少臆病でもあり無謀とも思える挑戦より可能な範囲で出来ることを優先するタイプだからそこは一皮剥けて欲しかったから厳しく当たったのかな。この任務自体がインポシブルだからな。
マーベリックも兵学校の願書を4回も抜くとかあんまりだが準備ができていない、と言う言い訳も何となく分かった気がする。心身共に準備もできていないで兵学校に入っても良いパイロットにはなれないし下手打って死んだらグースの奥さんにも申し訳ないからな。