「実に80年代風だけと、むしろ新鮮でいいや」トップガン マーヴェリック kwmdさんの映画レビュー(感想・評価)
実に80年代風だけと、むしろ新鮮でいいや
二枚目俳優もいつかはオッさん役をやらなきゃいけないが、そのタイミングを外すと痛い事になる。今年還暦のトムクルーズはまだアクションスターを続けるのね。ボクシングドラマはやめた方が良いけど。
一見、前作を見てMA-1を着るようになった世代への接待映画に見える。軍事モノの映画なのにのどかで陽気なサンディエゴ。80年代のサウンド。ストーリーは完全に先が読めるし、伏線だってバレバレ。捻りを入れてくるかと思ったら、そんな事なく予想通りの展開。恩人の死、昔の恋人、仲違いからの信頼、死者の家族とのわだかまり、バイク、海岸で戯れる。脚本支援ソフトが作り上げたような世界。全てがストレート過ぎて清々しささえ感じる。ただ、敵の人種がわからないようにヘルメットを被っているシーンしかないのは、今風の処理だよね。あの戦闘機をいまだに使っている悪い国はおそらくイランだろうに。
いつもだったら低評価にしそうだけど、何も余計なことを考えずに楽しめました。前作より飛行シーンは良くなっているし。テレビで見るとつまらないだろうな。dolby atmosの音響も素晴らしい。IMAXやDolby cinemaで見ることをお勧めします。
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