「参りました」夕陽のあと U-TAさんの映画レビュー(感想・評価)
参りました
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色々頭の中整理つかないです こういうのを"是枝派"って呼んだら、監督に失礼でしょうか? でも 社会の問題を 日々通り過ぎてゆく、悪いやつを見つけ石を投げつけて終わりではないと思わせてくれる、映画が最近日本にも 出てきている。
それには まず、嘘ぽくてはならない。それは 冒頭の漁師のシーンで感じる そして、その中に役者が見事に溶け込んでいる
役者にも自然な演技が求められる。
実は 先日 アイネクライトナハトマジークで貫地谷しほりが良かったので これを観たのだか 相手役の五月 山田真歩が素晴らしかった。
さらに とわ君が茜に謝るシーンでふっと そよ風が吹いて茜の髪を揺らすのだが、あれは偶然なのか
演出なのか……そこにとても人間(大人)では解決できない事に島の自然がふっと 入ってきて…ラストの都会では絶望させた夕日が今度はまた日は昇る 希望の夕日として 映る
さらにラストも 完全なハッピーエンドではなく 鳴り止まぬ蝉の声と演奏を終えたとわが居ない茜を探すような目の動きで終わる事で 観てる者へ 全てが解決したのではない と思わせる
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