ミッドサマーのレビュー・感想・評価
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こういう雰囲気大好き
シンプルに宗教系の話が好きなので面白かった。
信者たちの狂気や、クスリでトンデる描写がよかったです!黒人の人が頑張ってたのにレポートテーマパクられたり報われなかったのは悲しかった(写真撮ったのはだめだったけど笑笑)
"ホラー"の怖さではない。
当時めちゃめちゃ期待して見たけど、期待し過ぎました。
この映画は"ホラー"の怖さではなく、"宗教的な"怖さだと思いました。
自分は日本人で、キリスト教みたいな信仰はないので、キリスト教みたいな「悪魔に取りつかれているのだから殺すのは当たり前」が理解できないため、ミッドサマーの怖さはあまり感じませんでした。
てか、ミッドサマーを絶賛している日本人はどこに共感しているんですかね?
なんか白ベースの"ホラー映画"っていう斬新さが過大評価された気がする。
(過度な批判申し訳ないです)
そもそも、信仰文化が薄い日本人がこの映画の怖さを評価するのがおかしいって思いました。
でも、設定や作り込みなどはすごくいいです。
怖さがあまりなかったってだけです。
いや・・・なにこれ?
すみません。私の理解力不足で正直、よくわかりませんでした。
ですので星はつけません。
見た率直な感想は、なんか悪い夢見たな・・・という感じ。
救いもないし、すっきりもしないし、よくわからないものはよくわからないままだし。
結局、村の儀式のためにいけにえとなるべく主人公たちは村に連れてこられて、惨殺されたという話ですよね。
あと、外からの血を入れ込むというのもあったか。
二時間半近く見て、これ。なんか釈然としない。
気味悪いな~。カタルシスが一ミリもなかった・・・
『種の保存』
白夜の真昼間、衆人環視の中で平然と行われる儀式・・・
というより「惨劇」・・・眠気が吹き飛ぶ面白さでした。
2020年(アメリカ)アリ・アリスター監督作品。
『べデレタリー継承」の監督の最新作。
暗闇の怨念を描いた「べデレタリー継承」より白昼の恐怖、
「ミッドサマー」の方がずっと上級の仕上がりです。
大学の卒論を仕上げるために、ダニーの恋人クリスチャンとその男友達3人の
合計4人は、友達のペレの生まれ故郷・スウェーデンの奥地の村へ、研究と取材の旅行に
出かける.
これは初めからペレの計略で、彼らは「夏至祭・・ミッドサマー」の生贄だったのです。
ダニー(フローレンス・ビュー)は精神の不調から無理心中した妹の事件を引きずって、
恋人クリスチャンは腰が引けてます。内心、面倒臭い女・・と思っている。
村のコミューンに着くと、男達は白い衣装・・・まるで修道士のようです。
女達も白い長着に金髪を伸ばして頭には花輪飾りをして、ロマンティックです。
が、最初の儀式。
老人2人が高い崖に運ばれて自らの意思で身投げをします。
割れる頭蓋、花弁のように開く脳髄。
もう1人の老人は足から落ちて脚がひしゃげて、砕けています。
(注!この老人が、ヴィスコンティの映画『ベニスに死す』の美少年、
(ビョルン・アンドレセンの48年後の出演作だったと最近知りました)
そこに若い娘がハンマーを振り上げて、老人の頭蓋を叩き潰すのです。
このシーンで、この映画のやろうとしている事が飲み込めて来ます。
ここで私も突然ホラーに覚醒!!
クリスチャンと仲間も、なんとも言えない興奮状態に陥り、覚醒します。
コミューンでは薬物がごく自然に使われています。
そして長老がルーン文字で書いたという聖典。
人文学的好奇心と凄い論文を書いて驚かせたい・・・
撮影の許されなかった聖典を夜中に撮影に行くジョシュとマーク。
(そしてその夜から忽然と消えるジョシュとマーク)
90年に一度開催される「夏至祭」。セレモニーは続き、
クリスチャンには、「性の儀式」が、半ば強制されるのです。
(コミューンに新鮮な血脈を入れる為の種付け)
ここも嫌らしいけれど、目を塞げない・・・マジマジと直視しました、笑。
更に恐怖の儀式はエスカレートして・・・
いったいデニー、クリスチャンとマーク、ジョシュの運命は???
こんな美しく長閑な白夜の北欧、コミューンの秘密。
ホラ話だと思います。
(スウェーデンの人は、場所をカタられて怒ってませんかね?)
《こんな映画、最近観たことない。独創的で、新鮮でリアリティがある》
この映画の完成度は高い。
摩訶不思議な2時間半の擬体験でした。面白かった。
過去鑑賞
過去鑑賞
C級カルト映画 ビョルンアンドレセンが!
TVで柔軟剤のようなCMがよく流れてましたね。エグい長いという噂を聞きためらってました。
観てからだと「こんなC級カルト映画をよくTVCMで宣伝したなー?」というもの。
上映時間が長すぎた。もっと端折れそうなのに。すぐ夏至祭参加になるのかと思いきやそこに行くまでも長い。暗く不穏な感じ。BGMだけ大きく声は小さい嫌なタイプ。
映像が逆さまになるなど不安を煽る演出。
家族に無理心中されて(あらすじでは不慮の事故だけど)、彼氏は別れたがってるが同情で付き合ってるだけ。そんな中で友だちに誘われ行った外国の村がカルト。突然血なまぐさい行事を見せられる。
踏んだり蹴ったりでメンタル持つとは思えない。着いて早々幻覚みる葉っぱ渡された時点で帰りたい。観光地に行きたい。
72歳以上の老人の儀式は見るのやめりゃよかった…!と後悔。ビョルンアンドレセンがとても雰囲気のある高齢者になってる!と思いきやすぐ退場。かつて超絶美少年として世界を魅了した人の顔をこういう風にするのは何か意図あってのことか。
村の死の儀式は苦痛と恐怖を味わう不衛生なもので非常に非効率的。
吹きかけただけで体が動かず声も出なくなる薬開発できるなら安楽死させられるだろーにね。
異常な村に迷い込んでしまった普通の若者、と見せかけて、ダニーの彼氏と友だちも割と異常者。
エログロと聞いていたが、正直今どきリアルなポルノ撮影ってどうなんだと思わされる。18歳ぐらいの設定であどけなさの残る顔の女優が演じるのも気持ち悪かった。
クリスチャン役の俳優さんは公平性のため自分も全裸になる提案をしたとか。提案がなけりゃ相変わらず脱がされるのは女優だけだったのか…。荒唐無稽な展開でせっかくの演技力も無駄遣いされてたように感じた。
隣でダニーの過呼吸に村人がシンクロするシーンはもう「もしやここ撮るのに何回も笑っちゃったのではないか?」と思わせるもので…もはやギャグ。
どこまでが90年に一度の儀式で、どれは頻繁にやってるのかわからない。村の維持には金銭的違法行為もやってそう。
ダニー役の女優さん、村人の衣装着るまではずっとノーメイクとラフな服装でどこにでもいそうな普通の学生みたいな感じはよかった。
前から冷たかった彼氏がさらに結構異常者と分かり退治しました、そして彼女はこの村に残り続けるのでした!という感じでしょうか。
結構考えさせられる自分は倫理的にヤバいのか⁉️
噂の「ミッドサマー」遅いけど。
冒頭の話は要るのか疑問だったが、
ラストに直結するので納得。
で、考えさせられたのは、
ホルガ訪問2日目。
朝食後のあの儀式。
事前に、「人生は四季」に例えるコミューンの言い伝えで、冬の終わりは72歳❓だったかな❓、その後は❓、の問いを、儀式で見させられる。
認知症の高齢者に接する機会が多いのですが、
そういう方は、正直言って扱いが面倒臭い。
小学生より、未就学児よりも。
この作品の中で、魂が抜けてしまう、
みたいな事言ってたが、
認知症は本当にそうなのかも、
と思ってしまった。
生まれ変わる必要があるのかも、と。
SDGsな話、
というと言い過ぎかな。
何となく
「グリーンインフェルノ」思い出した。
期待しすぎたかな。
ずっと観たいと思っていて、ようやく観られた作品。
グロいシーンが唐突にドアップになったり、食べ物関係の気持ち悪いなぁと思うシーンがあったり、突然複数人の裸を見せられたりと感情があっちこっちにいって少し疲れた。
グロいシーンドアップは本当勘弁してほしいですね…。
とりあえず思っていた面白さはなくて、がっかり。期待値を上げすぎたのかも。
ですが例えようのない気持ち悪さは凄かった。
評判を聞いて、観ました。
私は、鬱病を20年患ってるので、観るのを躊躇っていました。
しかし、見始めると、
主人公が抗不安薬を服用してるので、精神的に病んでるのか、精神疾患なのかわかりませんが、なぜか主人公にイライラしました。
全く面白くなかった。
物語もダラダラ長く、何回か観るのやめたくなりました。
製作陣が「狂ってるでしょ、この映画」と主張しているような、設定、演出、音楽がうざい。
グロイ描写や性行為の儀式もウザイ。
それが、怖さなのでしょうか。
2度は、観ないです。
考察も読みましたが、こういう文化もあるというだけで、何も感じれないからです。
時間の無駄でした。
評価できる部分は、主人公のリアルな演技力の高さくらいでしょうか。
集団の気持ち悪さ
ホラーは好きだけどグロは苦手。自分が観た中ではソドムの市とか食人族と同じ気持ち悪さ。それにカルト宗教的気味悪さも加わって嫌な感じ。長いので半分観て後日、と思ってたら展開が気になって夜中最後まで観てしまった。集団で意味不明な同じ動きや叫び?が繰り返されそれが本当に苦手(グレコリオ聖歌とかも気持ち悪く感じるタイプ)これがコミューンの人々には一体感や一人ではない安心感に繋がるんだろうか。 そもそも現代ではタブーな事も過去は平然と行われてたし今も少数部族などでは行われてたりするし、それを踏まえると何が正しいのか根本が揺らいでくる。外部から訪れた客が殺されるけど食べてるのかな? 命の循環とやらで自ら命を差し出して犠牲になる行為は納得できるかもしれないが同じ数の赤ちゃんが生まれてくる予定は?意図的に近親相姦で作った奇形の子もインパクトある割に少ししか関わってこないしこのカルトのコンセプトがはっきり知りたかった。 主人公が参加させられたダンスはずっと同じ方向に回り続けた方がきつくて良かった気がする。 1回の性行為でちゃんと妊娠するのか疑問。主人公が泣き叫ぶと周りの人々も全くコピーのように泣き叫ぶ。性行為も全員で同じ喘ぎ声を出す。これが守られてる感覚を生み出すのかな。女王になった主人公は花の冠までは良かったが最後の全身動きづらいほど花だらけの格好は最早綺麗を通り越して不気味だった(テレビドラマ奇妙な出来事で木に取り込まれ一体化した人に通じる)
個人的に合わん!
今更ながら鑑賞しました
正直、僕の肌には合わない作品でした。ただ、映画としては素晴らしいものだと思います。
常に画面に映る色は、白を基調とし、非常に綺麗だとも思わせるような見せ方をしているのに、やってることはなかなかグロい。もしこれが、普通に夜だとか、暗い色を背景に使っていたのなら、ただただ普通のホラーになったでしょう。この、見えている色、風景と行動が合わないことからの、不気味さ気持ち悪さが、他の映画にはないこの映画ならではの強みであると思います。
しかし、、、、
自分は内容がどうしても好きになれず、見終わった後のモヤモヤが気持ち悪くて、、、
しかし、映画としては観客にもやもやを残せている時点で、うまくいっていると思うし、ただのホラーで終わっていないことも評価されるべきポイントっのも、分かるから余計に損した気分。好きな人は好きなんだろうなーって作品でした
違う意味で怖かったです。
ホラーで言うドキッとする恐怖よりも、なんか変だよと違和感を感じ支配される恐怖でした。
自分の常識が通じず、否定すれば消されてしまう。
周りの違和感に気づいた時にはもう遅く、バッドエンドの展開。
こういう映画は展開がわかるけどついつい観てしまいます。
ふわふわ終わった~
・思ったよりグロくないし怖くない ホラー苦手でも一人で観られた
・期待値上げすぎて思ったよりおもしろくなかった笑
・自分だったら登場人物のうち誰と同じ行動取るかな?って考えながら観るとより楽しそう。
(自分はダニーっぽいところもありつつ、たぶんクリスチャン。
中立でいようとしてだれかを傷つけるあたりがわかる!となった。)
・ダニーの状況を思うとクリスチャンの言葉たちは「おいおい」だったけど
実際一番冷静に状況を観てた人はクリスチャンじゃないかなと思ったり。
あの村の文化に適応しようと頑張ったりしていてけなげだった。
・なんだかダニーやクリスチャンが悪者という感じで騙されがちだけど
この映画に悪者は一人もいなくて
ペレに出逢ってしまったことが不運だったね、としか・・・。
・登場人物それぞれの性格をもっと深く細かく描いていたら
死んでしまった時にもっと悲壮感が感じられたかもしれない。
なんだか、「ふ~ん友達なのね」「なんかこの子あほっぽいな」とか
思ってるうちに死んじゃったので「あ~死んじゃった」くらいの感想しかなく。
・心理描写ももう一段深かったらよかったかもしれない。
心の動き方が「なんで?」って感じだった。いちいち考える必要があって。
なんで泣いた?あ、急に戻った。ここは大丈夫なんか。いやダメなんかい!みたいな。笑
その不安定さが映画全体に「歪み」を加えていていいといえばいいんだけど…。
・主人公カップルのいちいち喧嘩っぽくなる感じとか
男友達に距離置かれてる感じが自分の恋愛後期と重なって
客観的に見るとこんな状況になってんねや、となんだか勉強になった笑
・クスリやってBAD入ってる時の視界の再現も勉強になった(なんの笑)
でも海外行くと割とナチュラルに大麻とか勧められるらしいし
荷物を見知らぬ人に預けちゃいけないなあとか、
そういう観点でも勉強になった。
【疑問点】
・結局ペレがわざと連れて行ったのかがわかんなくて気になる。
最後黄色い建物が燃えてる時はもうあの村の民として一緒に
「悲しむ儀式(?)」をしてたからペレは全部知ってたのかなあ。
・最後ダニーがふっと笑ったのはよかった。
女王になって担がれて、状況的にももう元の生活には戻れないだろうし
戻る気も起きないだろうからダニーはあのままあそこで生きていって
72歳になった飛び降りるのかな。
・ダニーの両親って結局妹と一緒に死んだんだっけ?
ほかの方のレビュー観る限り伏線があるらしいので
考察レビューとかも色々見てみようと思った。
とりあえず弾丸海外旅行が怖くなる映画でした!!!笑
共同体の暖かさそしておぞましさ
個人主義の総本山アメリカで育ち、他者との連りが感じられない主人公ダニー。かけがえのない繋がりの家族を事故で亡くし、彼氏は信用しきれず何かあればすぐ精神科へと。この映画で見るアメリカは本当にどんよりしていて見ていて心が嫌な気分になる。うってかわってスウェーデンでは明るく皆が笑って皆が繋がっている。しかしながら、映画が進むにつれ、文明社会という合理化、システム化の中にいる私達は野蛮だと思うような慣習をこの村は引き継いでいる。しかしながら、しかしながら、この村は本当に人の繋がらを大切にする。全てを見たダニーは最後に笑ってこの村の家族になる事を選択する。
共同体という良い面も悪い面も出ていたと思う。経済的合理性がないが故に村もそこまで発展してるようには見えないし、科学的ではない慣習によって人は命を経つのである。しかし、ここの住人は皆がきちんと繋がっている。ポスト資本主義が叫ばれる世の中共同体の美しさおぞましさを改めて再認識した。
長い
色々描こうとしてるんだろうけど結局尺の長いB級映画なのでふーんってなる。人間の本能なんて自分の思考とか行動とかから普段嫌になるほど感じてるので今更わざわざ強調してお出しされるものでもないし、されたからといってグロ…以上の感想にはならない。当時話題になっててレビューが造形深くて難しそうだったし尺も長いから見るの先延ばしにしてたけど…創作は夢や希望がないと現実の鏡なだけで淡白だと思う。B級なのに尺が長くてさくっと見られないのは個人的にすごくマイナス、ちょっと期待しすぎていたのは大いにある。
ドラッグ、近親相姦、カニバリズムetc・・・・・・・、文明社会の常識を覆す非日常社会の祝祭!!
白夜に照らされたスウェーデンの奥地で開かれる”90年に一度の祝祭ーホルガー”という、ホラーにはおおよそ似つかわしくない舞台で文明社会の常識を覆す様々な悪夢が描かれる・・・・・・・・・
ドラッグ、近親相姦、カニバリズムetc、この手の映画の題材にありがちな暗闇、未開の地etcと真逆の設定が新鮮ではあるものの、描かれている題材はこれまでの作品を風習するような作り、キャッチ・コピーにある”フェスティバルスリラー”とは新鮮な響きであるものの、もう少し非日常な部分が描かれると思っていたので、ちょっとがっかり!?
文明社会に生活する我々が非日常に求める非常識さとは到底想像もつかない奇習であったり、反社会的な要素であったり、それが斬新であればある程、作品の評価に繋がると思うのだが・・・・・・・
出来れば劇場公開版ではカットされた未公開シーンを追加した2時間50分のR18+ディレクターズカット版を見直して観たいと強く思った!!
胃もたれする
映画自体は思ったより怖くなかった。
明るく色彩豊かな映像と対比して人間の本能の部分が剥き出しになってて面白かった。
主人公の空気感が周りと少しズレてる所も絶妙にリアルでハラハラしたし、彼氏の何事にも一歩踏み出せない、流されやすい性格も共感できる部分があった。見方を変えればハッピーエンドなのかなあ?
ただ、綺麗な映像とカルト系特有の不気味さが胃もたれした…そこがミッドサマーの良さなんだけど!!
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