「裏表のない笑顔」ミッドサマー すけあくろうさんの映画レビュー(感想・評価)
裏表のない笑顔
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夏至(ミッドサマー)に開かれる祭典にやってきた一行を襲う、その地においての「当たり前」。
これ、すっごく怖いことだなって。
よくわからん内輪ノリに巻き込まれちゃった感が漂いまくる本作は、自分の生きる世界をも疑ってしまう魔力を併せ持っています。
ここまでじゃないにせよ、これが普通で、古くからの慣習で…みたいなもの、自分の周りにもありそうです。
ちゃんとグロい、ちゃんと吐き気する作品。
ラストシーン、生贄となった住人のひとりが、さいごのさいごは火によって絶叫していました。どんな慣習も、信じているものも、結局自然の摂理には勝てないのだなと考えさせられました。
石を投げられるのは石を投げられる位置にいるから。
極限の状況で、信仰は役に立たない。
もう二度と見たくない!
ほんとに見たくない笑
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