「気になるところはあるけれど、面白い」アルプススタンドのはしの方 novさんの映画レビュー(感想・評価)
気になるところはあるけれど、面白い
アルプススタンドの端にしかいれない
学校・クラ部・クラスのはみだし4人
それぞれに薄い関係性があるにはあるが
その場で生まれるやりとりから連帯感が生まれる…
そして、ドラマも生まれる…といった物語だが
このはみ出した4人の顔面レベルが全員
中の上くらいなのが気になり感情移入できない。
男にいたっては、元ピッチャーで超イケメンでユニークさも兼ね備えている。
そんな、ハミゴはいない。
まじでいない。学生生活を送ってきたことのある人間なら
こんな男子がはみ出し者になる事は決してないことが分かると思う。
この男には大した欠陥がない。
あまりにもモテない・友達がいない・むなしい男とするには、無理がある。
高校3年、ピッチャーを辞め帰宅部になったイケメン男子高校生は
夏前には童貞を捨てている。それ以外はありえない。
その辺の顔面至上主義の邦画業界はクソだと思う。
とはいえ、話は非常に面白い。
お下げの女子の表情は物語以上にドラマを作り出すし
主要キャラたちの演技も悪くない。
そして、泣けます。
問題点は…
・本当に、あの位置にいた人には映画にも裏切られたと
絶望するしかない高すぎる顔面レベル
・あの映像に移る場所が甲子園だと思い込む
こちらの想像力
この2点。
脚本・演技は素晴らしい。
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