「端の方の青春群像劇」アルプススタンドのはしの方 まゆさんさんの映画レビュー(感想・評価)
端の方の青春群像劇
兵庫県東播磨高校演劇部の名作戯曲の映画化。
作り方や、台詞の言い回し、間や調子も演劇臭が強くて、場面転換も殆ど無いので、演劇を観ている感覚が最後まで続いた。
それぞれのキャラクターとその背景も分かりやすく、誰しもが特別な自分になりたいと夢見る年頃のジレンマも、端っこが好きな人達らしい緩さと甘酸っぱさや笑いもあって、そして高校野球の素晴らしさを端っこが好きな人達を通して感じさせてくれるというのが、熱い。
テンポも良く、楽しめました。
映画化にあたり色々と研ぎ澄まされたのだろうけど、高校生でこんな戯曲が描けるなんて凄いし、高校生だからこそ素晴らしく、そして大人達が映画化するなんて、ほんと、素晴らしい!
若者よ、ありがとう😊
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