「清らかに流るゝ台詞の流れ」アルプススタンドのはしの方 南 貴之さんの映画レビュー(感想・評価)
清らかに流るゝ台詞の流れ
城定監督の作品。
ザ・Vシネマの監督の作品、とは思わずに見てほしい。
そこには言葉の清流が流れている。
とても純粋無垢な中に、複雑すぎないストーリーライン。
十分に楽しめる。
もちろんVシネのように笑えるところも作るところもあるけど、言葉を選ばずに言うならば全くもってアオハル。
もちろん作品の全体を見ると、同じ映像の作り手としては構成に対しては思うところはある。
ただ、一つのシチュエーション、一つの画面構成の中で、その上で表と裏を作る。
野球のようだね。
さらに言うならば、野球を知らなくてもなんか泣いてしまうだろうし、野球を知っている人ならば、野球愛さえも感じると思う。
途中、言葉の流れに負けて、涙が溢れ出てしまった。
劇場で久々に見た映画がとても暖かくて嬉しい限りでした。
オススメ。
細かく評価つけるとすれば3.75です。
無いので、3.5です。ごめんなさい。
でもオススメです。
コメントする