「村田がもう少し魅力的なら、ぐっと見やすい映画になっていた」愛なき森で叫べ angreenさんの映画レビュー(感想・評価)
村田がもう少し魅力的なら、ぐっと見やすい映画になっていた
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村田が口が上手くて、キスも上手くて、ハイテンションなお祭り男なのは分かるのですが、第三者から見ても魅力があったら、より惹き込まれたと思います。
インスパイア元の北九州の事件も検索しましたが、実物の犯人の方が甘いマスクでした。
わざとらしい芝居を女優たちがさせられている感があるのは、1985年という時代の特性なので、仕方ないと思います。
気づかれにくいと思うのですが、妙子(日南響子)があんな露出度の高い服を着ていたのは、「やりまん」としての戦闘服です。
一言で言えば、少女たちの三角関係のこじれと、交通事故という残酷な運命の話だと思いました。
(まあ、こちらが女性だからそう思うのかもしれませんが。)
それらを触媒に、純度の高い「ピュア」を見せてくれました。
女優陣の反美女的な頑張りもスゴイです。決して洗剤の会社(○王とか)、化粧品の会社がスポンサーになってくれなさそう映画です。
お澄ましな世界の横っ面にガリッとひっかき傷をつけてくれたと思います。
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