「夜鬼を倒し、ジャジュンと戦い、チョン王子忙しい」王宮の夜鬼 mittyさんの映画レビュー(感想・評価)
夜鬼を倒し、ジャジュンと戦い、チョン王子忙しい
朝王朝時代。謎の怪物「夜鬼」が蔓延。
噛まれたものは凶暴化し、同じく夜鬼となって人を襲いどんどん数が増えていきます。ゾンビパニックを絡めたアクション歴史劇なのですが、時代のこともあり、ゾンビとはひと言も出てきません。ゾンビでなく、この「夜鬼」(やき)という語感が自分は気に入っています。
チョン王子、ヒョンビン様〜、やっぱりかっこいいですね。(*^▽^*)
生まれつきの超ミーハーなんで、わくわくしながら観ました。王朝転覆を企てるチャン・ドンゴンは容赦なく邪魔者を斬り捨てる残忍な悪役でした。言葉なくても、大きな目でモノを言っているようで好演でした。(最後は夜鬼にかまれて、感染したのか? 噛まれた手を自分で切断したので夜鬼とならなかったのか?? でも、顔に血管が走っていたような)
清から帰還したチョン王子。道中、夜鬼をばっさばっさと斬り倒していくアクションシーンは見どころです。この夜鬼、感染力も早く、壁やら屋根をよつんばいで素早く駆け抜け、狼男のような性質もあり。太陽には弱く、昼間は暗い所で静かにしているので、吸血鬼ぽい要素もあり。見た目は、やはり、ゾンビです。ゾンビの風貌を考えると、王様がゾンビと化した姿が一番、怖かったです。
チョン王子は怖いモノ知らずで強すぎ。最初、まるっきり王になることに興味なかったチョン王子が、最後は王に目覚めるというストーリーもちょっとできすぎた感じはあったかな〜。
<夜鬼について>
・太陽に弱い
・夜になると姿を現し、人血を求めて徘徊
・夜鬼に噛まれると、噛まれた人間も夜鬼になる
・噛まれた箇所をすぐに切断すれば、夜鬼にならずに済むかもしれない
・夜鬼になると、白目をむき、キバが生える
・心臓を刺すか、首を切らないと死なない
・その後、焼いて灰にしなければならない