「私の推しはジャネット」ラバーボーイ Lymanさんの映画レビュー(感想・評価)
私の推しはジャネット
豪邸での共同生活を24時間ライブ配信するタイプのアダルトサイトで働くカイリーと同僚達が病んだ客に酷い目に遭わされる映画。
おっぱいと喘ぎ声まみれのエロティックおバカ映画かと思いきや、意外としっかりスラッシャー映画として楽しめたので、全裸女性が出てきても大丈夫な環境の方にはお勧めです。
ただしオープニングからアンアン煩いので音量にはご注意をw
ストーリーは「貧乏大学生カイリーがエロサイトで稼ぐ決意&幼馴染との恋愛」と「とある客(キラー)がフラストレーションを貯めて爆発させる展開」が織り交ぜられて進行するため、前半のテンポはゆっくりめ(☆-1)。
わざわざキラー視点を挟む辺りに監督の思想(虐め・復讐心・インセル文化)が滲み出ている気もしますが、そこを深読みせずとも十分楽しめる内容でした
キラーの精神が崩壊するといよいよ殺戮ライブ配信が開幕です。
ゴア描写は控えめながら、ライブ女優達の必死の抵抗もあり、これが中々エンタメ性充分で面白い。
ここまでに推し女優を見繕ってから臨むとさらに楽しめるでしょう。(笑)
欲を言えば男性陣にも散り際の見せ場が欲しかったですね
以下【ネタバレ】含むツッコミ
殺戮ショーと並行して幼馴染と友人による救出劇が進みますが、結局カイリーは一人で撃退・脱出したので、あまり彼らは役に立ってないんですよね。
そうなるとこの恋愛パート自体、大したテーマも紡がれてなかった(セックスワークへの偏見について語った程度?)ので不要に感じました。
その分を活躍しきれなかった女優や、ゲイリー含む男性社員達に割いて欲しかったかなぁ(☆-1)
そしてカイリーよ。監視カメラを駆使した陽動作戦を思いつく機転と、キラーの顔面を粉砕する胆力があるのに、なぜ一度目のKO時にとどめを刺さないんだ!笑