シオリノインムのレビュー・感想・評価

彼氏と別れた主人公は、毎夜、淫夢をみるようになる。
そして夢が実体化し、男根お化けが襲ってくる。
もう少しなんとかならないものか。

最近のピンク映画ってどんななのだろう、と思いDVDを借りてみました。
タイトルからコミカルなものを想像していたのですが、違っていました。
ホラーなのかな。
昔、『エンティティー　霊体』って映画あったな、とか思い出しました。
もう、どんなオチだったか忘れちゃったけど（笑）。

せっかくお金かけて、多くのスタッフさんや役者さんが頑張ってるんだから、それこそ女優さんなんか裸になって頑張ってるんだから、もうちょっと脚本、工夫しようよ。
一人で書けないんだったら、みんなに知恵を出しあって貰ってもいいじゃん。
脚本が映画の基礎なんだからさ。

「それでもダメなら…松たか子。"来る"の人。」
いや本当それなー！アジアの呪術全部ひっくるめた祈祷大会しようなー！血みどろドバドバ祭り開催したいなー！

正体不明の色欲霊、ピチョン…という水滴の音に条件反射しそうになる。
なぜ夜な夜な、時には昼夜問わず、霊に襲われるのか。半年前に別れた恋人との間に何があったのか。
二つの疑問を軸に、新たな恋愛を絡めてほどいていく物語。

ほどよい演出を加えた濡れ場が良かった。
そしてヤツの全身ショットに若干苦笑。
めちゃくちゃ気持ち悪くて好き。
こっち向くなだらしなく垂らすな。

最初は男性の身勝手な欲望の象徴かと思っていたけど、その暴走する欲望の持ち主が見えてくると途端にグッときてしまう。
自己完結させないで、抑圧を解いて共有したいのよね。
わかっていても難しい。
気持ちを通じ合わせても永遠には続かない辛さよ。

詩織の親友の嫌味のない温かさが心地よかった。というか可愛すぎるでしょ。
連絡先交換の時にこっそりパタパタ帰っていく姿や塩を運ぶわざとらしいお顔がとにかく可愛くて、ほっぺツンツンしたくなった。
ユウスケくんの真っ直ぐな眼差しも刺さる。

生活感のあるおばあちゃんの家でのホラー演出は怖い。
時折、自分の家に置き換えて観てたらだいぶ怖くて背筋ブルっとなった。
特に今のところ何もないけど、予防として盛り塩した方がいいのかな…。

生まれて初めてホラーを映画館で観たけどこれは見れる！w笑いとエロとホラーのバランスがちょうどいい！というかホラー1割エロ9割といったところwそして衝撃の物体が！！！ちょっとこれはw笑ってしまうwそして依存という恐怖！身近な依存の怖さを痛感させてくれる作品！

ある日突然霊的なものが見え、それに犯される日々を送る女性の話。

襲われて、鼻血を垂らして襲われて、それを繰り返して精神が侵されて、どんどんエスカレートして自宅だけでは収まらずというストーリーだけど…

これってホラーですか!?
ヘンテコなクリーチャーみたいなのは出て来るけれど、ストーリーに何の捻りもなくただの欲求不満。
上映時間74分のほぼ半分は主人公が悶えているだけのピンク映画という感じ。

半分の尺で良かったんじゃない。