ヒンディー・ミディアムのレビュー・感想・評価
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観たかった作品だけど
どうしても観たくて、TSUTAYAで取り寄せ。
ザ・インド映画!という感じだったけど、内容はいまひとつ。
夫婦の出会いのところ。
下町で買い物するということは、それほど上流階級ではないのか?
美人なので目立つだけ?
すごく金持ちに見える。
ま、それはさておき。
とにかく母親が、母親だけが私立校の受験に一生懸命。
なんであんなに強いのか?
や、なんで旦那はあんなに言われっぱなし?
父親の尊厳ゼロというか、少し前のインド映画ではなかったような尻に敷かれっぷりである。
そんな父親も最後はやたらと良い人になってるが、受験合格の報告に来た従業員に対する態度が酷い。
最初から酷いのだ。
あれはないんじゃない?
夫婦揃って人としてダメに思えたけど。
インドの階級はよくわからないけど、下町でさえお金持ち扱い、つまりさらに下の階級がいるんだね。
しかし、その枠で合格したとしてもいずれはついていけなくなるんじゃないかと思うけど。
英語を覚えていく楽しい映画を期待していてが、思っていたのと違ったので、少し残念。
とにかく家族仲がいい
旦那が妻にベタ惚れ。曰く天女様に似ているらしい。15年経ってもラブラブ(いやぞっこん?)だし、嫁の希望はなんでも叶えるし、「君の幸せが僕の幸せ」と言ってしまう始末。娘も非常に可愛い。インドのカースト制度やお受験の厳しさも知れるが、正直夫婦仲のインパクトの方に引きずられがち。こんな夫婦に育てられたら子供は幸せだろうな。だがそれ以外の要素はとにかく徹底してシビア。日本でよかった
インド映画に良作が多いのか、日本にまでくるインド映画だから良作なのか
結構批判的な方が多いことにはびっくりしました。映画に求めるのはリアリティでないといけないのか。心に響けばそれがいい映画ではないのか。
まぁ感性は人それぞれですからね。
程よく飽きさせないように作られた素敵な映画だと思います。つくづくインド映画は長いけれど構成力がすごいなと感動させられます。性善説よりであることが素敵だなと思います。
いい人に影響されることは素敵なことで、全ては結果論じゃない。心温まる素敵な映画でした。
ごめんなさい
まずインドのお受験戦争物としてコメディタッチで描かれる物と勝手に思い込んでしまいました、、
身勝手な親に振り回される子供、、
全然感情移入できないし最後も大きな決断!みたいな感じで持っていこうとしてるけど全然褒められたもんではないと思いました。
こずるいことしてそれを感動物ぽく演説されても、、
まず奥さんに振り回されすぎな旦那に味方できないわー
娘は純粋でいい子なのになあ
この内容で、2時間超えはかなり退屈でした
身分も貧富も学歴もってか
受験を題材にしている、ほんわかインド映画。勧善懲悪がはっきりしているし、歌とダンスも随所に散りばめられてる。わかりやすく楽しめる。音楽のリズム感、ストーリー展開のリズム感が心地良い。
身分制=職業=貧富に学歴。なんと呪縛の多いことか。徐々に崩れていっているんだろうな。
競争するのか、助け合うのか
なぜ競争させられているのか?
勝者はほぼいないのに。
貧しさゆえの助け合いなのか?
子どもにより良い生活をさせたい気持ちはみんな一緒。それは競争に勝つことでしか、手に入らないのかな?
金持ちは何でも奪う
コメディー映画だと思っていたが、それは販促のための仮面であって、実は硬派な社会派映画だったので、びっくりした。
本作は、直接的には教育の不平等だが、教育に限らず「金持ちは、貧乏人から何でも奪う」ことを告発している。
正直なところ、「インターミッション」という表示が出る直前あたりまでは、“お受験モノ”に退屈して、熟睡していた。
ところが、後半に入って、低所得者になりすましたあたりから、がぜん映画が生き生きして面白くなった。
隣人シャームが笑わせてくれるし、泣かせてもくれて、主役の2人すら食ってしまっている。
いろんな階級、文化、宗教を内包したインド社会だからこそ、生まれた題材であることは間違いない。
真っ直ぐに心温まるストーリーを追い求めることは、必ずしも観客に媚びるためではなく、斜に構えることを許さない厳しいインドの現実があるためだろう。
結末は、「そこまでやるか」という感じだが、そこまで突き詰め、攻めていくところに、エナジー溢れるインド映画らしさを感じた。
訴える力が弱い
居住区を変えてまで娘を私立校へ通わせようとしていた親が(特に母親ね)が、そんなに簡単に考えを変えるかしら?と疑問。
インド映画は女性差別や女性の地位を扱うことが多く、内容や心理描写がしっかりしていて、でも重くならないように随所とエンディングには歌って踊ってが盛り込まれているのに、本作品は内容もペラペラ、心理描写もない、歌って踊っては子供のみ、非常に非常に物足りない。
盛り上がる場面がなく物足りない上に上映時間が2時間以上あるから、やたら長くてつまらなく感じてしまう。
公立校の支援をしました!ってなもんだけど、インド全体のではなく、たった一校でしょ?しかも、知り合いの子どものチャンスを奪ったっていう罪悪感からでしょ?
子どもはほんとに私立校に入りたいのかな?
子どもの気持ちを置き去りにして、親が(特に母親)大暴走しただけの物語に見えた。
親子愛も描かれてないし。
娘、可愛くないし。
インド版お受験映画
インドも韓国も、勿論日本も。格差問題は、今世界的に深刻なんだなぁと。
深刻な社会問題を、笑いや音楽を交えて、大衆に受け入れ易く描くのが上手いのが、インド映画の良い所。社会への映画の影響力が強いんだろう。インド映画には、映画を使って諦めず訴えるぞ!という気概が感じられる。
今作は、今まで見たインド映画の中では、若干カタルシスに欠ける印象。
セレブ層の見栄とか体裁とか傲慢さとか、私の極めて苦手な空気に辟易してしまったのと、終盤まで嘘を突き通そうとする為、いたたまれなさを長く引きずってしまった。
一つの学校の現状から変えていくのも大切だし、お受験に必死な親達に説教するのも必要なんだけど、結局貧困や格差の根本的解決はなされず終わるので、何かやり方がずれてる気がする…と、どこかモヤモヤ感が残ったまま。
富裕地域、貧困地域、結局どっちに於いても余所者のままで、地に足が着いてないんだよな。中層だからこそ見える両方の問題点を描きたかったのかもだけど、どちらに向けてのメッセージも、余所者の言葉として上滑りしているだけ。
まあ、何事も意識変革と身近な行動から。彼らも我らも、今後頑張って変えていこうね、という事か。
また、親達に焦点が絞られ過ぎていて、子供達同士の出来事や感情が殆ど見えない。
彼らにとっての幸せとは何なのか。もう少し突っ込んで表現して欲しがった。
批判精神を笑いに込めて
実際に「父親が学位しか持っていなくて、英語が使えないため娘の入学を拒否された」という出来事を基にしているので、笑いに変えているけど、笑えないという。
今では有名大学を出ても最低賃金の非正規枠しかないどっかの国と違い、経済発展している国は、自国の問題提起・批判にも金をかけた素晴らしい映画を作るんだなぁ、と感心してしまいました。
最初 英語が話せないなんて がタイトルかと思っていた
なにも予備知識なしで劇場に入って席に着き、映画が始まった。
生地の売り場風景。一瞬まちがったスクリーンにはいったかなとも思ったが、インド映画が複数かかるとは思えない。
でも、次第次第とストーリーに呑み込まれていった。
最近はインドというとITのイメージがあるが、まだまだ老舗の会社のオーナーといった旧来型の金持ちもいて、
社会の底辺で救われない人々もそこにはいる。こういうのをほんとうの格差というのだろうと思った。そんな貧民街
の人々の情に触れてしまう主人公たち。たしかに上流階級師弟の通う名門校にいけば前途洋々、お金もたくさん稼げる
かもしれない。
それでもいいの?そして主人公夫婦のとった行動は納得のいく結論だったし、もちろん、彼らが娘の通う学校を名門校から公立校にかえたところで
インドの格差社会はなくなりようないけど、格差という活字を見ない日はない日本でもこれは人ごとではない、と思った。
ちょうどいい感じの最高のインド映画!!
少し、ほろっと、少し、笑えて、2時間10分余りの幸せにしてくれるちょうどよい映画。
オープニングに際して、主人公のラージとミータの2人の馴れ初めを軽いノリのラブソングを流しながら紹介する映像から始まる。
amazon.comではすでにプライムビデオで配信されていて、映画紹介によると社会問題の"シットコム"とまず説明されていた。シナリオ自体、日本でもよく取り上げられている、お受験をテーマに1組の夫婦が子供のために悪戦苦闘をする、いわば、究極の
"They leave no stone unturned to achieve this goal"
となるアットフォームな物語として成立している。
個人的には、笑いのツボは夫婦2人して学校の面談を受けるときの服装が、奥さんのミータさんが、メガネがプラダでネックレスがグッチ、そしてイヤリングが? とにかくブランドがばらばらで、"なんですか?" というようなコーディネイトをしているのところが笑いのツボそのもの。あくまでも子供のためを思ってのことと思うが......?
低所得者のふりをするためにラージ夫婦は、下町に住まなくならなければならなくなった時に何かと世話をしてくれたのが、シャームおじさん夫婦で彼らも同類と端から思っていたので、無償の助けを差し伸べる最後の最後までいい人たちでした。
この映画おかしいのは、いつものインド映画のダンスシーンがほとんどなく、都会の真ん中に引っ越したのでパーティを開いたとき旦那さんのラージさんが気持ちよく踊っているとミータさんがヒューズを落としてしまうという扱いを受けてしまう。でも最後には別の形で出てきます。
夫婦の娘ピアちゃん。下町でネズミなんて出てくる汚い家に住むものなら、普通の子供なら泣き出して、駄々をこねるものだが、この子、ラージさんの子供ともすぐに仲良くなり、他の下町の子たちと一緒に楽しく遊んでいる屈託なんて言葉を微塵にも感じさせない、いい感じのかわいいお嬢さんです。ほっこりさせられます。
話の頭から、かかあ天下で尻にひかれっぱなしのラージさん、ラストは男らしさを見せてくれました。めでたし、めでたし。
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