T-34 レジェンド・オブ・ウォーのレビュー・感想・評価
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迫力の戦車戦
【唸りを上げる砲弾、ドイツ戦車VSソ連戦車、随所でカタルシスを得る事の出来るロシア製エンタメ作品】
<1941年 独ソ戦 Ⅲ号戦車 VS T-34-76>
イェーガー率いるⅢ号戦車団にたった一騎のT-34-76で挑むイヴシュキン戦車長達。彼の的確な指示により次々にⅢ号戦車団を撃破する・・。
冒頭のこのシーンで、”この作品は間違いなく面白い”と確信。
唸りを上げる戦車砲弾、鋼鉄の戦車でも弾が掠るだけで物凄い衝撃が戦車兵を襲う。
砲弾の飛んでくる様の映像が素晴らしい。ストップモーション技法も駆使して戦車戦の迫力を観る側に伝えてくる。
<1944年 独ソ戦 ハンター戦車 VS T-34-85>
捕虜になっているイヴシュキンを偶然見つけた因縁の相手イェーガーはある提案をイヴシュキンに突きつける。
ここからは、一気呵成にラストまで突っ走る。
独逸の通訳になっている捕虜、アーニャとイヴシュキンとの恋愛も絡ませながら、自由を求めて疾走するT-34-85。戦車兵たちのキャラクター(特にヴォルチョク)が良い。
イェーガーに代表されるナチスドイツはきっちり悪役で描かれ、(でも人間性もきちんと描かれている)ロシアで大ヒットした理由は良く分かるが、ロシア人でなくても充分に見応えのある戦車戦をメインにしたロシア製エンタメ作品。
見事な作品である。
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2020年2月12日 追記
今週末、今作に26分プラスしたダイナミック完全版が公開される。
【重震タンク ド轟音(ドゴーン)上映】などと、摩訶不思議なタイトルが被せられている・・。楽しみである。(重低音と振動が凄い劇場である・・)
週末は、”1917 命をかけた伝令”と今作と”ドカドカ”映画を満喫しよう・・。
迫力満点なガルパンの実写化だね
プラモ世代にはたまらん
痛快大戦車アクション作品!
わかりやすい。単純。明快。いやあ、シンプルなパンチこそ一番鋭く強く早く効きますよね。戦車アクションみたかったんですよ。なかなかなくて、反戦とか残虐行為とかの作品ばかりでしたが、これは単純に面白い。
映画館でみてますと音と火花とかが迫力満点で
しかも勧善懲悪。ナチスダメ!ロシアがんばれ!の映画で、見やすく面白かったです。
まずは、ナチスドイツの将校が悪い奴です。皆さん学校の授業や一般常識でご存知のように汚いわるいけど強いドイツ軍団です。しかしながら、歴史的にもロシアを冬に攻めて成功した奴らはいません。ナポレオン然りナチスドイツ然り。結局冬将軍には勝てずドイツは撤退。
逆襲されて連合国にドイツは、ほろぼされますよね。で、戦車です。戦車的どつき合い格闘戦です。かなり至近距離でガツガツ撃ち合いますよね。パンター戦車対ロシア戦車T34。
早くて小回りの効く名戦車らしいですね。
さあ、どの様に脱獄しどの様にナチスに勝つのか、なかなか痛快アクション戦車戦争映画です。いやあ、面白かった!ナイスでした。
すごく面白かった
・戦車に砲弾が当たっても当たりどころや交わしたりしたら必ず爆破するものではない事に驚いたのと、そりゃそうかと感心した。
・始まりから迫力のある熱い戦車の闘いで心を掴まれた。一対六くらいだったかのシチュエーションがまた良かったし、戦車兵の連携の気持ち良さが凄かった。
・砲弾の軌道のCGがすごく良かった。どうしてどうなったかがわかりやすくて観ていてドンドン気持ちが入っていけた。
・戦車を操るのに最低三人必要なのかぁと勉強になった。道無き道をタダ突っ込んでいるものだと思っていた。
・逐一テンションをあげる展開になって最高だった。冒頭の危機的状況だったり砲弾のない状況での演習で、略奪した戦車の中に余った砲弾があったり、戦車を殺人兵器から自由への乗り物に転換したり、戦車兵達もユニークで、すごく面白かった。
・戦車の操縦をしてみたくなった。砲身を動かすのも、照準を合わせるのも、前進、後退、装填とどれも興味深かった。
エンタメに昇華
『鬼戦車T-34』(1965)と同じく、第二次世界大戦でドイツの捕虜になったロシア人が、演習標的用のT-34たった一騎で脱走を試みた実話をベースにした、創作アクション映画。
メカ、ミリタリ好き男子なら、燃えないわけがない展開。
砲弾カメラワークは「まるで『ガルパン』だよ」と思いましたが、まぁ『マトリックス』以降の並行進化かな、っと。
それはそれとして、敵国の中で単騎突破に挑むロシアの戦車乗り達って、エンタメ構造に拍手喝采。
多分、監督らは戦死したり、ドイツに捕らえられて亡くなった旧ソ連兵達が「こんなにカッコよかったはずなんだ」というリスペクトを込めたファンタジーとして作ったのではないか?と推測。
これやられるとガルパンヤバイ
あまりにも評価が高かったから観に行って来ました。
独ソ戦を戦ったソ連戦車隊に捧ぐってのは、ちょっとプロパガンダ的だったけと、今までの戦争映画にはない斬新さ。
収容所脱走にT34使うってのが、ちょっと無謀だけど、それを差し引いても面白かった。
弾が当たると、ガン!って戦車の中で響くリアルさ。
ホント、この監督、ガルパン観てんじゃないか?って思った。
ヒムラーにSSヒトラーユーゲントの指揮を任されたって、実際はあり得ないし、T34戦車1台でSSヒトラーユーゲント親衛隊と戦うって、ヒトラーユーゲントにあのミヒャエル・ビットマンの部隊がいたのを知らなかったのかな?
どうせならミヒャエル・ビットマンと戦ったら?なんて考えてしまったけど、ミヒャエル・ビットマンはティーガーI。
それでも観てみたかった。
いやぁ、これ観るとガルパンヤバイかも。
パンターは赤外線暗視装置付きは後期のG型だね。
戦車好きは高評価!!気をつけて!!
傑作「鬼戦車T-34」のリメイク作品
2019年10月26日に夫婦で通常版を鑑賞。奥さんも内容に感激し、もう一度観たいと、2019年11月17日に完全版も鑑賞。通常版でカットされてたシーンも素晴らしく良かった。
オリジナルの白黒映画「鬼戦車T-34」をニコ動で復習してから観たら、感動も2倍。オリジナル作品からのファンの期待も裏切らず、エンターテインメントとしても秀逸。ってのは、なかなか出来ることじゃありません。是非オリジナル作品を観てから劇場へ!
フランス人捕虜とか農場の女性捕虜達とか、オリジナルから泣く泣くカットしたんだろうなあ、って気持ちが判る程、製作者のオリジナルに対する尊敬が感じられます。安っぽくならないようにCGの多用を避けたところも良い。シュトルヒの搭乗席シーンもミリタリーファンの琴線に触れるツボが判ってますね。
ガルパンそっくりって喜んでいる人もオリジナル観たら、もっと感動出来るよん。
平和ボケの頭に自由のありがたみ
出演したロシア女性の役割を受け入れることができれば、まあ、楽しめるかと
乗り合い戦車
独ソ戦下、戦車1輌と歩兵での撤退支援作戦で破れドイツ軍捕虜となった士官が、他の捕虜達と共にT-34で脱走を企てる話。
ドイツ軍の鹵獲したT-34-85の整備を命じられた4人のソ連戦車兵が、6発の砲弾を隠し持ち、演習から抜け出してチェコを目指すストーリー。
演技力含むドラマパートはオーバーで安っぽく、時代劇かマンガの様なものだし、退屈なパートもあったけど、戦車戦の迫力とスリリングさは激アツ!
あ、バス停とか食料調達はほっこりかなw
頻繁に砲弾をスローでみせるのはちょっと安っぽくてどうかなぁと思ったけど、これが効果的なところもいくつかあって、結果としては良かったのかな。
単純明快大興奮の戦争映画というか、戦車映画で非常に面白かった。
自分が鑑賞した際、400人弱の箱は概ね 9割ぐらいの客入りで、その又9割超は男性客という状況。まあ、そういう作品だよねw
誇り高き戦車ヤロー共の命の輝きを観よ
ミリタリー、戦車等の知識はそれほど無いので
ソコソコ予習してから観に行きました
リアリティ、カタルシス、多少のファンタジー
満載の非常に楽しい作品でした
着任するや単機で敵戦車をバッタバッタ鉄屑に
してしまうニュータイプ主人公が相打ちで捕虜になり
それでも脱出を図っていきます
ソ連軍の主力戦車T-34は大量生産重視で設計され
表面には鋳造の粗い仕上げが残る外観ながら足が速く
装甲に傾斜を付けて砲弾を受けにくくする特徴を持って
おり、そんな特徴が戦闘シーンで非常に表現されて
いました
また戦闘シーンだけでなく、整備の後蘇ったT-34/85が
白鳥の湖をバックにバレエのごとく舞うシーンは最高でした
あれほどロシアらしい表現は無いでしょう
バス停のシーンも最高に洒落ていましたね
色々ありますが
個人的に最も印象深かったのは登場人物達が
命を投げ出さない事です
美しさを出そうとしてかただの死にたがりを
出すだけの勘違い戦争映画がよくありますが
この映画にはあくまで生への執着を感じます
仲間が動けなければ助けに行きます
実際のソ連はとんでもない犠牲者を出しながら
勝利を得たわけですがこのあたりは少しでも
祖国のために散った命を救いたいという制作者側の
意向もあったのではないかと思います
これは日本人としても国のために命がけで戦った
方々に敬意の他ないのは世界共通のハズです
そんな感じもあってか敵が堂々と武人であったり
見た目以上にファンタジックな感じで描かれていきますが
逆にやりたいことがよくわかって効果的だったと思います
どんなにリアリティを追求したって映画ですし
公開されている劇場がそう多くないようですが
爆発音などの音響、大画面と共に
味わって欲しいと思います
おすすめです
すごく良かった!
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