劇場公開日 2019年10月25日

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「出演したロシア女性の役割を受け入れることができれば、まあ、楽しめるかと」T-34 レジェンド・オブ・ウォー お抹茶さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0出演したロシア女性の役割を受け入れることができれば、まあ、楽しめるかと

2019年10月27日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

囚われのロシア女性が通訳・その他で活躍しますが、そもそも収容所で敵側の女性を重要な任務にあたらせるのかなというのが、最初の感想。
男だけだとむさ苦しくなるし、ラブロマンス入れたほうが客層広がるのはわかるので文句はいいませんが。

戦車の砲撃戦は面白いと言えないこともないけど、ああいう砲弾をスローモーションで映すのは他作品でやっててもう2番煎じ、3番煎じだから、その点個人的にはいまいち。
あと、ドイツ軍が愚かすぎるのは、この手の戦争映画では定番ですね。

突っ込みどころは結構ありますすが、日頃見ないロシア映画なので、まあまあ楽しめました。

お抹茶
しろねこポムたんさんのコメント
2019年10月28日

オリジナルにはいない通訳の女性捕虜が5人目の搭乗者として出てくるのは。。。
オリジナルでは重要な役どころであるフランス人捕虜(共産主義=国際主義なのでメッセージ上意味が大きい。リメイク版はソ連映画でなくてロシア国粋映画なので泣く泣くカット。)と、オリジナルでは最重要シーンである農場で働かされている大勢の女性捕虜達が歓喜して、いつまでもいつまでも「連れてって〜」と、追いかけてくるシーン(美しくモンタージュ技法が冴える切なくやるせない、正にソ連映画的で捨てがたい名シーンだが、カタルシスが必要なエンターテインメント作品ではカットせざるを得ない。)の要素を彼女が一身に背負っていると言う苦肉の設定なんです。
オリジナル作品の「心」は継承して、カタルシスがあるエンターテインメント作品に仕上げるのに、これ以上に上手い翻案は無いかと思います。

むしろあり得ないのは、史実ではドイツは赤軍捕虜を死なせる気満々だった訳で、実際殆ど死亡してるので、1941年に捕虜になって1944年まで反抗的な態度で生き延びているのは無理です。
オリジナル作品でもドイツの新型戦車開発の為に役立っているのに捕虜になって丁度1年の日に演習の的となって殺されるところで脱走した訳です。

しろねこポムたん
しろねこポムたんさんのコメント
2019年10月28日

オリジナルには無い通訳の女性捕虜を5人目の搭乗者としたのは。。。
オリジナルでは重要な役どころのフランス人捕虜(共産主義=国際主義なのでオリジナルでは超重要。このリメイク版は、もはやソ連映画じゃなくてロシア国粋映画なので泣く泣くカット。)と、オリジナルでは最も重要な、農場で働かされている大勢の女性捕虜達がいつまでも追いかけてくるシーン(美しく儚く、やるせないがカタルシスがないので商業映画では泣く泣くカット。)の要素を、このロシア人通訳の女性捕虜の一身に背負わせているという苦肉の翻案でして、オリジナルの「心」は継いで、カタルシスのあるハッピーエンドの話にするのに、これ以上の上手な設定変更は無いと思います。
尚、本当にあり得ないのは、史実ではドイツは赤軍兵を死なせる気満々で、実際殆ど死亡してるので、1941年に捕虜になって1944年まで反抗的な態度で生きてることは無理です。オリジナル作品でもドイツの新型戦車開発の為に役立っているにもかかわらず丁度1年目の演習で的となって殺されるところでした。

しろねこポムたん