「天に向かって」犬王 SUZさんの映画レビュー(感想・評価)
天に向かって
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犬王最初の舞台。天に向かって伸びていく腕、突き出された拳が、自分的にはクライマックスだった。あの拳には、異形の者が持つ得体の知れない力が込められていたように思う。
犬王は人の姿を取り戻す度にパワーが落ち、普通のパフォーマンスに近づいていったのではないか。と言っても、室町時代に平均台の技やシルクドソレイユを想わせる動きは普通のパフォーマンスとは言えないが、せっかくのアニメ作品。人間に出来る動きに縛られる必要はなかったのではないだろうか。
アヴちゃんの声は素晴らしかった。「鯨」が始まった時、クイーンかよって思ったけど、アヴちゃんの声と和のメロディーに持ってかれました。大騒ぎしながら観てみたいですね。
あと、面を取った犬王はもっと絶世の美男子かと思ってました。そこは残念。
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