劇場公開日 2019年7月14日

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「【”味方がいて、敵がいる。只、それだけ。”虚無感溢れるソ連・アフガニスタン戦争末期のザラン峠を巡る攻防を描く。】」リービング・アフガニスタン NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5【”味方がいて、敵がいる。只、それだけ。”虚無感溢れるソ連・アフガニスタン戦争末期のザラン峠を巡る攻防を描く。】

2020年4月30日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

怖い

 <良い点>
  画面に漲る緊迫感が半端ない。荒涼としたアフガニスタン山岳地帯に飛び交う銃弾。容赦ないロケット砲弾による車両を標的にした攻撃。
  飛び交う汚い金。
  簡単に殺される人々の姿。
  長い戦いのため人心が荒んでいる事が良く分かる。
  空は曇天。

<気になる点>
 まず、脚本が大変粗い。且つ、アフガニスタン語の半分以上に字幕が付かないので、序盤は分かりにくい部分あり。
 但し、キチンと観ていれば状況は徐々に分かってくる。

 ソ連の中将の息子が撃墜され、ムジャヒディンの捕虜となる。
 又、ソ連軍は撤退するためには”ザラン峠”を通過しないといけないが、そこを支配しているのは、ムジャヒディンの中でも残虐と言われている男ハシャム。(但し、画面では白い瀟洒風な服を着ているし、学識もある。)

 KGB大佐のドミトリッチは捕虜を金と引き換えに解放させ、さらにザラン峠を越えようと、駆け引きをするが・・。

<鑑賞後、虚しさが込み上げてくる映画。
 但し、変に美化した戦争映画よりも、これがリアルな戦争映画なのかもしれない、とも思った作品である。>

NOBU
Bacchusさんのコメント
2020年4月30日

東京都内で上映される作品は多いですし、未体験ゾーンとかカリコレとかの上映作品は、タイミング的に時間潰しで観てしまう作品が多いんです。
まあ、変態の言い訳ですけどw

Bacchus