「【”味方がいて、敵がいる。只、それだけ。”虚無感溢れるソ連・アフガニスタン戦争末期のザラン峠を巡る攻防を描く。】」リービング・アフガニスタン NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”味方がいて、敵がいる。只、それだけ。”虚無感溢れるソ連・アフガニスタン戦争末期のザラン峠を巡る攻防を描く。】
<良い点>
画面に漲る緊迫感が半端ない。荒涼としたアフガニスタン山岳地帯に飛び交う銃弾。容赦ないロケット砲弾による車両を標的にした攻撃。
飛び交う汚い金。
簡単に殺される人々の姿。
長い戦いのため人心が荒んでいる事が良く分かる。
空は曇天。
<気になる点>
まず、脚本が大変粗い。且つ、アフガニスタン語の半分以上に字幕が付かないので、序盤は分かりにくい部分あり。
但し、キチンと観ていれば状況は徐々に分かってくる。
ソ連の中将の息子が撃墜され、ムジャヒディンの捕虜となる。
又、ソ連軍は撤退するためには”ザラン峠”を通過しないといけないが、そこを支配しているのは、ムジャヒディンの中でも残虐と言われている男ハシャム。(但し、画面では白い瀟洒風な服を着ているし、学識もある。)
KGB大佐のドミトリッチは捕虜を金と引き換えに解放させ、さらにザラン峠を越えようと、駆け引きをするが・・。
<鑑賞後、虚しさが込み上げてくる映画。
但し、変に美化した戦争映画よりも、これがリアルな戦争映画なのかもしれない、とも思った作品である。>
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Bacchusさんのコメント
2020年4月30日
東京都内で上映される作品は多いですし、未体験ゾーンとかカリコレとかの上映作品は、タイミング的に時間潰しで観てしまう作品が多いんです。
まあ、変態の言い訳ですけどw