「ハードル上がってましたが完璧に超えてくれました」フラグタイム びぃさんの映画レビュー(感想・評価)
ハードル上がってましたが完璧に超えてくれました
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劇場予告がとてもよくて、映画館でこの予告を見るたびに期待度のハードルが上がっていって、
とんでもないことになっていたんですが、完璧に超えてくれました。
ED曲であるFlagileのサビの歌詞にある
『出逢えたことから 全ては始まった傷つけあう日もあるけれども「いっしょにいたい」と そう思えることがまだ知らない明日へと つながってゆくよ』
が全ての作品だと思います。
Pのデスクの前に座っていたフラグタイムとは何の関わりもない方のチョイスらしいですが、選曲センスが神過ぎる。
同様のチームが制作した『あさがおと加瀬さん』も劇場で観たんですが、感想として「これ百合じゃなくてもよくないか?」というものを一番に持ってしまったことがありました。
ただ、今回は百合(同性もの)だからこそ描けるものだという感じが出ていてよかったです。
元々百合好きなんですが、そこにアイデンティティものという好きな要素が絡んでいるので、
気に入るに決まっているんですが、それを措いてもよかったです。
アイデンティティものと話すだけで、察しのいい人ならなんとなく村上のキャラクターを見て、
(あぁ、そういう話か)と分かってしまうくらいにテンプレな話ではあるんですが、
やっぱこういう話は何度観てもよいです。
本当の村上のことを知ることができた今ならきっと1回目とは違う印象を抱けると思うので、
また観たいと思います。
パンフレット、キャラ紹介とか一切なしで制作人のインタビューしか載っていなかったのが新鮮でした。内容も充実してるので、この作品が気に入った方は読んでみるとよいと思います。
次観る前には原作読みたいです。
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