「私もジョアン・ジルベルトに感染して20数年なので」ジョアン・ジルベルトを探して hyさんの映画レビュー(感想・評価)
私もジョアン・ジルベルトに感染して20数年なので
クリックして本文を読む
私もジョアン・ジルベルトに感染して20数年なので、シンパシーを感じながら観ていました。(私の場合は、「Estate」という曲でした。)
この映画は、ガショ監督自身が、先に憧れのジョアンを探す旅をしてたマークにも憧れるようにして、自身も憧れのジョアンを探す映画で、それを観ながら私も監督の探し旅に憧れました。リオの温度が感じられるような旅の風景にも憧れます。
会えない神様を探すけど、、、というのは、まるで「ゴドーを待ちながら」みたいだと思いました。
ドキュメンタリーではありますが、冒頭と最後のシーンの映画的演出でドキドキしました。
けれど、ジョアンが地球上にいて、あのリオの夜の灯りのどれか一室にいるんだと思うと、限りなく低い可能性にも希望が持てますが、私がこの映画を観て憧れて、これから自身でリオに探し旅に出ようとしても、もうその可能性はゼロになってしまった訳で、寂しい限りです。
昨年12月に先に亡くなってしまったミウシャとジョアン・ドナートの共演シーンも貴重で微笑ましかったです。
コメントする