「マーク・フィッシャーをたどる」ジョアン・ジルベルトを探して ワンコさんの映画レビュー(感想・評価)
マーク・フィッシャーをたどる
映画が進むうち、この人は、ジョアン・ジルベルトに会う方法を探りながらも、実は、マーク・フィッシャーのたどった足跡を感じたいのではないかと思ってしまう。
ジョアン・ジルベルトに本当に会ったらどうなるだろうかと逡巡するあたりも、マーク・フィッシャーと同じようだ。
ジョアン・ジルベルトのボサノヴァはとても心地よい。映画に出てくるブラジル人たちが口ずさんでも、何か優しい感じだ。
劇中のボサノヴァを聴きながらも、やはり、何かを求めて、自分の前から、ふと消えてしまった友人を想い、そして、探しているように感じてしまう。
どこか、村上春樹さんの小説を読んでるような感じに近いかもしれない。
そういえば、先月、「スタン・ゲッツー音楽を生きるー」 ドナルド・L・マギン(著)という本が出版された。訳は村上春樹さん。タモリさんもネットで寄稿を寄せています。
スタン・ゲッツは、劇中でも紹介されるアルバム「ゲッツ/ジルベルト」をジョアン・ジルベルトと制作した世界的なジャズ テナー奏者。
ホバララは入ってないけど、ダウンロード出来るので、興味のある人は聴きてみて下さい、
ところで、ボサノヴァは、動物に例えると何?って質問が気になってるんですが、鳥ですか?
当然、魚ではないと思うけど…、ツグミかあ?
自分のイマジネーション力の無さに、ちょっと嫌気がさす(笑)。
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kossyさんのコメント
2019年9月20日
ワンコさんへ
今思うと不思議な映画でしたよね。
ドキュメンタリーという枠にとらわれてないというか、
自分探しの旅をPOVで撮ってるというか、
ボサノヴァがお好きでしたら、ぜひぜひ『ディス・イズ・ボサノヴァ』を♪
って、しつこいかw