「若き日の衝動に心がざわつく」音楽 エロくそチキンさんの映画レビュー(感想・評価)
若き日の衝動に心がざわつく
7年以上かけてすべて手描きしたというアニメーション。
地方のヤンキーな3人の男子高校生。リーダー格の研二の気まぐれでバンドを始める。ギターとベースの違いが分からない。チューニングを知らない。ベース2本とドラムでひたすら単調なリズムを刻むだけ。ただそれだけで十分だった。それだけでロックだった。
まったく音楽を知らない彼らのバンド(=音楽)への初期衝動に鈍い感動を覚えた。青春時代の訳も分からない衝動そのもの。この衝動は間違いなく世界標準。
心がざわつく作品だった。近所迷惑かえりみず爆音を出してた頃を思い出した。
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