「まさに盲点」ブラインドスポッティング ぱんちょさんの映画レビュー(感想・評価)
まさに盲点
「ブラインド・スポッティング」まさに盲点。
ブラックにはホワイトの暮らしは見えないし、ホワイトにはブラックの苦悩は分からない。ましてやホワイト・イン・ブラックかどんな思いを持っているのか、ブラックの世界から出ようとしているブラックにとってのコミュニティとはどんなものなのか、他の人には分からない。
そんな分かり合えない世界で暮らすコリンとマイルズをユーモアとリズムを交えて描いた傑作。特にヒップホップのフュージョン感覚が活かされており、素晴らしい。
主役の二人が脚本も書いているということで、緩急自在のストーリーテリングとまさにストリート感覚のラップが良い。
オークランドの今を切り取るマスターピース。
見逃すべきじゃない。
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