ドント・リサーチ 恐るべき素顔のレビュー・感想・評価
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どこが評価されての高評価だったのでしょうか?
同棲しているパートナーを尾行した女性。尾行先で、パートナーが行う女性監禁を目撃した主人公の恐怖を描く物語。
派手さはありませんが、監禁された女性の恐怖、息遣いが感じられる映画でした。
特に、先に監禁されていた女性の描き方は秀逸でした。恐怖の感情表現は勿論ですが、ややモノトーンの画面の中で鮮やかな赤い服を着る女性。コントラストが見事で目を奪われます。
ただ、映画全体としては面白みに欠けます。
犯人の描き方が表面的だったのが一つ。良く言えば、被害者目線なのかもしれませんが、鑑賞者からすると犯人の「顔」が見えず戸惑いを覚えます。
また、被害者側の行動にも疑問がいくつもあります。勿論、恐怖に直面している人の行動ですから、仕方ないのかもしれません。だた、登場人物の行動が総じて「?」では、画面に突っ込みを入れたくなります。
「各国のファンタスティック映画祭で高評価」とWOWOWでの触れ込みがあっただけに、少々残念に感じられました。
今まで分からなかったの?
同棲相手の態度を不審に思った主人公は、尾行することに。
そこで見たのは快楽殺人鬼の顔だった。
果たして生き残ることができるのか?
夢を見せないと半分で終わってしまうかな。
恋人はサイコパス♪
面白い!と感じたのは、OPの赤いドレスの女が主人公だと思わせておいて、実は浮気相手だったというところだけだったか。一旦はその浮気中の彼氏と女を追跡してから帰宅するも、気になってもう一度見に行ったエスタ。なんと、赤いドレスの女が監禁されていた!それに知らない死体までも発見する。
その後はまったく捻りもなく、普通のサスペンスホラー。気になったのが、『勝手にしやがれ』(1959)で使われたフィルムのコマを抜いてぎこちなくするテクニック。ゴダールが好きなのかもしれないが、ホラーではそんなに効果がない。他にもカットの妙というか、編集が独特なところに目が行ってしまう。
妊娠検査キットも使いようによっては武器になるとか、ラストのビデオ映像ではゾクっとさせる未来も描かれるものの、強烈なインパクトのある部分はないように思われます。スプラッター系を見慣れた人にとっては平凡な作品に映るかも・・・
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