「アサトヒカリ」朝が来る にゃろめさんの映画レビュー(感想・評価)
アサトヒカリ
原作未読。
素晴らしい映画でした。
なかなか見るのに、重い腰を上げられない映画でした。
重そうなテーマだし、川瀬監督だったから。
体調のいいときに見ないと引きづっちゃうかも。
と、思って。
以前、親の国籍が違う子を「ハーフ」と呼んでいましたが、
今は「ダブル」と呼ぶようになってきています。
なるほど。
生みの親と育ての親が違うことを、
隠すべき後ろめたい存在という発想自体が悪いのである。
不変と思われていた人間の愛情や感情は、
あるきっかけで脆くも崩れ落ちる。
それを普遍的に持ち続ける方がよっぽど
難しく努力が必要なのかもしれない。
変わらないのは、夜があったら必ず朝は来るということ。
そして朝には光が差し込むということ。
そう考えると愛情や感情を持ち続ける努力なんて
とても簡単なものに思えてくるのかもしれない。
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