Daughters(ドーターズ)のレビュー・感想・評価
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【「大丈夫かな?」「大丈夫じゃない!?」】
僕は、「大丈夫」という言葉が好きだ。
案ずるより産むが易しとか、楽観論者とか、注釈をつけようとする人はいるが、それはそれで、音の響きとか、寄り添う感じとか、総合的な理由によるものなのだ。
世の中なんて、上手くいくことの方が少ない。
でも、大丈夫と言い聞かせながら、前向きに進む方が良い結果に結びつくような気がするのだ。
スタッフにもよく大丈夫と言うので、大丈部長と呼ばれてたこともあったくらいだ。
こうして、なんども難関を切り抜けたし、お陰で、頭ごなしに人にダメ出ししたり、理由もなしに否定的な意見を言うような人間にはならないで済んだと思う。
親友だと思ってても、喧嘩したり、いつか疎遠になったりもする。
友達が妊娠して、置いてけぼりになったような気になることだってあるだろう。
悩んでいるのに…、不安なのに…、どうして、相手は分かってくれないのとか。
この作品は、若者、特に若い女性に向けた讃歌のようなものではないか。
憧れの街に友人と住んで、時には徹夜で仕事をしたり、たわいもない話しで飲み明かしたり。
そして、明け方、築地の寿司屋に行ってみたり。
世界がまるで自分の掌の上にあるように感じたりもする。
LGBTQとは別に、将来は、産んだ子供を親友2人で育てるという、新しい家族の形もあるのかもと思わせる。
不安だろう。
いつか、親友にも家族が出来るかもしれない。
親子関係は、いつか血の繋がりを優先するかもしれない。
でも、大丈夫、大丈夫だ。
きっと乗り越える。
僕は、そんなふうに思うのだ。
※ 明るさを抑えた映像が、静かに揺れ動く二人の気持ちとマッチしてて良かったと思う。
飲んだら寝ちゃう人
目黒川沿いのマンションでルームシェアをして4年の27歳の2人の女性の1人が妊娠し、未婚の母になると言い出して巻き起こる話。
4月、切っ掛けとなったであろう描写からスタートし、妊娠が発覚しと展開していく。
どういう訳か、ただの友達を含む2人の戸惑いと決意という心境の変化と成長をみせていく。
だんだんママっぽくなる小春とパパっぽく?なる彩乃。って、ジェンダーがどうのという話ではないけどね。
まあねぇ~、沖縄での件は安直っていえば安直だしねえ。
出産の感動に逃げなかったのは良かったし、悪くはないけれど、大きく揺さぶられる程のものはなかったかな。
強かでしなやかで美しい
女性の憧れと好きが全て詰め込まれたような
美しく鮮やかな映像美に感動!
大切にしたいものを
まっすぐに大切にできる
女性像がとても新鮮で愛おしく感じられました!
母子家庭急増の裏にある
ひとつの事情を愛情たっぷり
丁寧に繊細に描いていて
とても素敵な作品でした!
愛おしい〜〜〜〜!!
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