「これはない」Daughters(ドーターズ) ぴろきさんの映画レビュー(感想・評価)
これはない
映画って端役とかエキストラの芝居とか演出が実は大事なんですね。最初の方の主人公ふたりと同級生の男たちの飲み会のシーン、あれ、もろコントの芝居です。お金を払って観る映画としてとてもまともに観ていられないレベルの芝居で苦笑するしかなかった。じっさいに撮影現場で役者に演出をつけて、あの芝居にOKを出した監督さんのセンスが理解できません。この監督さんは笑いの全くないウケないコントが撮りたかったのかな?学生の自主制作映画ならわかるけど、ちゃんとした映画館で封切りされた映画で、チケット代を払って観ている有料入場者に苦笑されたりあまりのひどい芝居に観ていて恥ずかしい気持にさせる、そんな映画を公開してしまうというのは商業映画としていかがなものですかね。なんか久々にやっすい日本映画の悪いところ、ダメなところが満載の映画を観させられて正直、戸惑うしかないです。令和の世に封切りされる映画としてこれはないです。
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