「エンドロールのその先が見たくなる佳作」Daughters(ドーターズ) raumerさんの映画レビュー(感想・評価)
エンドロールのその先が見たくなる佳作
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監督は長編映画は本作が初めての映像作家らしい。途中途中に挟まれるIVっぽいおしゃれな映像と音楽がいかにも。この手の作品は監督の独りよがりで、映像は綺麗だけど映画としてはどうなの?となりがちだが、主役二人のたしかな演技で意外にも地に足が付いたしっかりした出来の映画になっている。意地っ張りだけど不安だらけの阿部純子、同居人が一人で出産すると決めたと同時に自分がパパ役になると覚悟を決める三吉彩花、どちらもきれいにハマった適役。脇を固める飄々とした産婦人科医の大塚寧々、娘がシングルマザーになると知って憮然としている父親の鶴見辰吾、ひ孫ができて喜ぶ祖母役の大方斐紗子、みんないい味を出していた。ただ、終盤の沖縄は必要だったのかなと思った。その前の小春の問いかけに彩乃はどういう答えを出すのか気になった
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