アイ・アム・マザーのレビュー・感想・評価
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重い
ヒラリースワンクって、やっぱり良い役者‼️ 近未来、人類が絶滅したあと、ロボットが人を培養し、育てる。そして、より良い世界を作るための神となる。 だから、エンディングはとても重いものになっている、
コレからも見てるんやろな
全てが人類再興のために AIの創り出す世界 最近になって畑が出来てきたというのは、人類が増えてくることを見越しての準備なんやな アンドロイドは端末に過ぎず、本体は掴めず 端末は母ではなく、コレから人類の中心となる彼女が母なのか、これからも見守るだろうAI本体は神ということか
ノアの方舟?
ずっと何かを疑いながら、裏切りなのか、成長なのか…を考察しまくった映画だった。 母親の動きが怖くも見えるし、母として子を守る動きにも見える。人間は状況や環境で見え方を変えてしまう。 しかし、母であるアンドロイドは一貫して、人類の復活を願って親になるべく子を育て、守る。 人ってその曖昧差が魅力でありながら、それは滅亡にも導く狂気。 助け合いから、殺し合いへ… 人の郷か… 最後の目は全ての子を守るとゆう母親の誕生にも見えた。
聖母育成
全体の流れとしては見慣れた展開で、目新しさはあまり感じない作品でした。とはいえ、CGの作りはいいので、最後まで違和感なく観られました。 「アイ・アム・マザー」というタイトルも、最後まで観るともうひとつの意味が含まれていることがわかり、観終えた後の感慨もいいです。 映画に造詣の深い人にとっては物足りないかもしれませんが、そうでない人にとっては楽しめる作品かなと。
実験的なSF映画
宇宙船のような施設で人工子宮から生まれドロイドに育てられた少女が大人になり、ある時汚染され人類は絶滅したと聞かされていたが、施設の外部から一人の女性が助けを求めてきた為に引き入れたことをきっかけに物語が動き出す。 この作品はSF映画を装った宗教映画だ。 『創世記』で、主は堕落した人間たちを憂い、心優しいノア一家とそれぞれつがいの動物たちを残して世界を洪水で根絶やしにするという記述がある。この、仏教徒の私からしたらあまりにも理不尽な主の行為を無機質なAIドロイドに置き換えて上手く描写している。 あれだけ、ドロイドがいるのにシステムの人格が一つしかないというのはおかしな話だが、納得をした。 物語には宗教的な暗喩が多く含まれていて、見返してみるのも面白い。同じようなテーマだと、アロノフスキー監督の「マザー!」があげられるがそれよりは、描写も控えめで分かりやすい構成になっているのでSF映画として楽しめるし、宗教映画としてみたらさらに面白さが増すといった具合だ。 監督・脚本・プロデュースともに無名のスタッフが連なっているが批評家の評価が高かったのは、彼らの野心的な挑戦への称賛だと思う。Netflixの会員でよかったなと思わせてくれた。オリジナル作品をこれからも楽しみにしていきたい。
にんげんだもの
人類が絶滅した荒廃した世界。残ったシェルターの中で、アンドロイドが動き出す。冷凍された受精卵から、赤ん坊を生まれさせるところから物語は始まる。 機械に育てられても人は人として成長するのだろうか? この映画では、試験管ベビーからアンドロイドの母親に人として育てられるわけだが、無事に良心を持つ人として育つ。 それは、善き人として育てられたからで、もし違う文化のもと育てられたらどうなるのだろう。事前に定義された人間に育つよう、機械が人間を育てたら、機械にプログラムされるわけだが、それはホントに人間となるのだろうか。将来DNAの操作が可能になったとして、知性を備えた機械(無機物)が有機体を育て、それを自らの意向に沿って教育したら、それの存在は機械というべきものではなかろうか。それでも、人間らしさは維持できるのだろうか。そもそも人間らしいとはなんだろう。 SFのジャンルとして確立しているかに思うこの設定だが、この映画でこのような新しい気付きがあり、楽しめた。映画としても、限られた場所ながらセットも良くできていて、綺麗な画面づくりで、好感が持てた。ネットフリックスでなければ見たかどうか微妙だったが、観て正解でした。
善なのか悪なのか
人類の絶滅後、再増殖施設でドロイドの手によって少女が産み出され育てられる。月日が経ち成長した彼女の前に侵入者が現れ…。 Netflixオリジナル映画。侵入者とドロイドの母のどちらを信じるか、と言う心理的部分が上手く、ありがちな設定もあまり気にならなかった。
管理下の閉鎖空間SF好きにおススメ!
まずロボットのディテールがすばらしい! 今現在実際に実在しそうなデザインのロボットとその動き。 そして、ロボット(AI)が人間の子供を育てるというありそうでなかった設定が斬新! 他作品にもあるかもしれませんが、私の知る限り「火の鳥2772」以来です。 観る人はたいていこの母ロボットに何かしらの利己的な意思があるんじゃないかとか、だまされているんじゃないだろうかと思ってみると思います。 しかしほかの映画なら色などでロボットの感情を表しそうなものを、今作ではほぼ表情からは母ロボットの思惑は感じ取れません。そのため母ロボットが娘を精一杯愛情を注いで育てようとする姿に感情移入しつつ畏怖の念も感じさせます。 この、AIが何を考えているかわからない微妙な緊張感というのは「2001年宇宙の旅」や「2010年」を彷彿とさせます。 そういうこの母ロボットを信じていいのか?いけないのか?という疑念を抱かせつつ、新しいキャラクターを登場させることによって、観る者は、母ロボットを信じるか信じないか?この人物を信じるか信じないか?そして娘の選択は?というシンプルかつやや複雑な焦点に集中できます。 大量のSF作品があるなか、全く新しい作品を作り出すことは非常に難しいことだと思います。 そんななか、"母ロボットが子供を育てる"というなかなか斬新な設定と「I Am Mother」というセンセーショナルなタイトルが、映像だけ見れば今まで多く見てきたような映像であるにもかかわらず、先の読めない展開に仕上がっています。 人がある意図の中、閉鎖空間で管理されながら生活するというSFには「月に囚われた男」や「アイランド」などがありますが、そういう作品の好きな人にならきっと楽しめると思います。 ヒラリー・スワンクのギャラ以外はおそらく低予算で作られた作品だと思いますが、ハズレの少ないネトフリ映画の中でも個人的にはなかなかの良作だったと思います。 (ストーリーが面白いというより、設定と展開がうまい、という意味ですが…。)
アンドロイド製の人間
アンドロイド、新人類、旧人類 この三つ巴が意外と見所 ちょっと不鮮明なところがあったり地味だったりと惜しい気はしますが、SF好きは結構いける作品なんではないかと。 ディストピアな世界で理想郷など作れるのか…人は人か…
優れた美術
出来はいいけど冒頭十分くらいがピークかな 人類絶滅後、人類を再建する施設における人間とドロイドの交流から、映像の残時間から察するにホラー展開になるのは想像に難くない 計算が合わないとか なんでこの数字?とか不気味な伏線が分かりやすい そこから概ね想像通りの展開だが、オチに捻りがあるので平凡な作品にはなってない 美術は本当に優れているし、劇場公開作品とはまた違った雰囲気の良作 派手なアクションは無いが、SF好きなら楽しめるだろう
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