「難しいテーマだと思った」Winny kd.mさんの映画レビュー(感想・評価)
難しいテーマだと思った
実話ベースの作品で、淡々とストーリーが進むが当時のことを知らなかったので楽しめた。
得体の知れないものは怖いと言うが、当時のwinnyはそういうものだったのだろう。
無罪が勝利と軸になっているが、著作権侵害によって被害受けてる人もいることは事実なので、その人たちから見たらハラワタ煮えくりかえってることは間違いない。
そこがこのテーマで作品を作る難しさだと思った。
劇中で検察官が「マスコミがリークしたことなので関係ない、分からない」と言っていて、お前たちが有罪にしようとしてることはそういうことなんだよとツッコミたかったし、渡辺いっけいの悪おじさんがギャフンとなるところは最高。
裁判の傍聴席に阿蘇山大噴火さんがいるディティールには笑った。
最後のエンドロールまで見て、現代にまだこの天才が存命であったらどういったネット革命が起こってたのか、とても気になった。
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