「後半は真に迫る」性の劇薬 Kさんの映画レビュー(感想・評価)
後半は真に迫る
BLコミックの実写版だという予備知識はあったがほとんどそのことを忘れて映画館に入った。原作は知らない。入った時は既に暗くなっていたので映画が終わって初めて観客の多くが若い女性と気づき、そうか原作のファンなのだ、BLコミックの実写版だったと思い出した。そうであれば実写版としてよくできていた。調教シーンにこそ違和感を覚えたが、いわゆるLOVEの部分は実写版にありがちなお遊戯感はなく、真に迫っていた。特に攻め側の感情の表出、優しさへの転回、そういったBLコミックらしいテイストが十分にリアルに感じられてとても楽しめた。
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