劇場公開日 2019年8月31日

「日本国憲法という優れた憲法が押し付けられたと言うのならば、それは日...」ニジノキセキ りーさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0日本国憲法という優れた憲法が押し付けられたと言うのならば、それは日...

2019年6月14日
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鑑賞方法:映画館

日本国憲法という優れた憲法が押し付けられたと言うのならば、それは日本人が戦前から現在まで朝鮮人に対して行ってきた「学習権すらも認めない差別」、そのような社会を肯定したいと考えているからではないか。
もっと良い憲法をと考えるのなら、朝鮮学校への差別などはありえないからだ。
日本国憲法は、日本人も外国人も全て等しく基本的人権を認めて尊重するとしている。
しかし今の日本社会は、自分達だけ人権を尊重させて、外国人には認めない。
そもそも日本社会に人権という意識が希薄で、人権が軽視されても経済を優先する。
金さえあれば良いとする考え方が蔓延している。
そんな考え方が、朝鮮学校の補助金停止や削減のニュースに何も感じない人が多数を占めるようにしてしまったのです。
在日3世4世達は、日本で生まれ、日本で死にゆく祖父母や父母を見て生きている。
100年4世代以上日本に住む在日朝鮮韓国人の学習権すら認めないで、すでに外国人労働者なしでは成り立たないこの国に明るい未来なんてあるはずがないでしょう。

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りー