劇場公開日 2019年12月21日

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ダゲール街の人々のレビュー・感想・評価

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4.0生きることは魔術

2024年2月18日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

パンを焼くのも香水を調合するのも髪を切るのも魔術。結婚も魔術。香水屋の奥さん、魔術にかかったんだね。

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ouosou

4.0現実の美しさ

2024年2月9日
スマートフォンから投稿

50年前のパリの街
ダゲレオ、というタイトルに弾かれて観たのだが、とても良かった
登場人物は役者ではない、その表情は本物
特定のストーリーが流れるわけではないが、パリの街で暮らす人々のリアルが、フィクションを軽く超えてくる

山積みの商品、手書きのシンプルなポップ、小さなお店に、何もしない人々、急がない店主と客の会話
音楽もほぼなし、現実って本当に美しいなぁ、と思える映画

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サニーインティライミ

3.5【”ダゲール通りの小売り店に流れる時間を切り取る・・。”このドキュメンタリー作品にはダゲール通りに住む人々の確かな生活と幸せと、少しの悩みが詰まっている。不思議な風合の素敵な作品である。】

2022年5月17日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

知的

幸せ

■アニエス・ヴァルダが50年以上居を構えていたパリ14区・モンパルナスの一角にあるダゲール通り。
 “銀板写真”を発明した19世紀の発明家の名を冠した通りには、さまざまな商店が立ち並ぶ。
 そして、アニエス・ヴァルダは自らが愛する下町にある小売店を営む人々(夫婦二人が多い。)の仕事をする姿を、愛おし気な視点で切り取って行く。-

◆感想

 ・パン屋、美容室、時計屋、肉屋、仕立て屋、小さな食料品店、化粧品を扱う店が、次々に撮影されていく。お客さんとの遣り取りも様々な仕事の音も収録されている。

 ・アニエス・ヴァルダはそれぞれの店の人々、ご夫婦に馴れ初めを聞いたりしている。その問いに、少し照れ臭そうに答える人々。
 これは、彼らとダゲール通りに住んでいた、アニエス・ヴァルダとの間に信頼関係があるからだろう。

 ・作中、効果的に描かれるマジックショー。街の人達は、楽しそうにそのショーを見ている。

<この作品の中で描かれる、ダゲール通りに住む人々の表情は豊かだ。
 そして、この作品からは確かな生活をしている人々の、細やかな幸せが視る側に伝わって来る。
 不思議な風合の、素敵なドキュメンタリー作品である。>

■「顔たち、ところどころ」を劇場で観た際には、アニエス・ヴァルダ監督の事を良く知らなかったが、人々の生活と表情を写し取る事に拘りを持った監督である事を再認識した。

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NOBU

5.0バリ・ダゲール街の半径を活写した逸品

2020年4月24日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

パリのモンパルナスにあるダゲール通りの記録。初見で遅刻して冒頭の1分ぐらいを見逃したので後日に再見しました。

アニエス・ヴァルダが、子育てをしながら、自分の住んでいる半径の商店街の人々に興味を持ち、店先にカメラを持ち込んで活写されている。

登場する商店も色々でパン屋、肉屋、化粧品店、床屋兼美容院、食品雑貨や自動車教習所?まで多種多様なところや、生粋のパリっ子と思った商店街の人々が1900年以降に、パリに移住して来たと証言されるところなども意外。

初見で、マジシャンと商店街の人々のショーを観る下りのカットバックが、陳腐な印象を受けたが、再見するとすんなりと腑に落ちるのは不思議。

老夫婦の香水店で、奥さんの不許和音な行動やパン屋の夫婦の微妙なズレなどのヴァルダ作品の怪作「幸福」にも通底する怖い不可解さを感じる。

とにかく40年前の76年のフランスの街角の商店の記録を程よい雰囲気と距離感で見せてくれる逸品の映画。

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ミラーズ

3.0リアルとフィクションの境目を行くというのはアート的で、ではドキュメ...

2020年3月5日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

リアルとフィクションの境目を行くというのはアート的で、ではドキュメンタリー映画はアートではないのかと言えば間違いなくアートで、これは彼女固有の世界観なのかな。良かった。

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kazuyuki