「アートは所有する物。」アートのお値段 HIROKICHIさんの映画レビュー(感想・評価)
アートは所有する物。
世界における現代アートシーンでの “作品は所有するもの”と言う観念の流れが(アーティスト」/ギャラリスト/コレクター/オークション/キュレーター)主要各関係者の意見がインタビュー形式で描かれており解りやすく、特に個人的な見解にその人の人柄、立場が見え隠れして面白かった。
現代アートは、歴史のない移民の国アメリカが芸術でイニシアチブを取るためにヨーロッパに対し、政治的に考え出された物なのだから、そんなに難しく考えずに、コレクターは自分の好きなものを買えばイイし、作家は自身の信じるものを作ればイイと思う。
だだ個人的には作家本人の手が加わっていない物には魅力を感じなかった。
日本人がアートと言えば、ただ美術館に観に行くだけだが… この作品を見て“作品は所有するもの”と言う観念が少しでも観る人に伝わるとイイなと思いました。
映画のチケット代で買える作品だってあるのだから。
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