星屑の町のレビュー・感想・評価
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うーむ惜しい
ムード歌謡は、子供の頃親戚のおじさんの車で必ず聞かされてたな。嫌いではないし、三つ子の魂…で、まだ歌えると思うけど。
元は舞台劇とのことだけど、ちょっとテンポが自分とは合わなかった。平和といえばそのままだけど、抑揚が無いというか、平板だというか。
出演者とキャラは、皆さんそれぞれネタ持ってて面白いし、のんは可愛いし。ストーリーもほろっと来るところがあるいい話だし、歌のシーンも(そりゃプロが歌うのとは違うけど)相応の出来だと思う。
なのに、話に乗り切れなかった。もう少し間や情感を表す演技があっても良かったような。舞台でいえば、ここはそれまでで、さあ次の幕へみたいなせっかちな印象が残ってしまった。それくらいの話としてみれば良いのかもしれないけれど。
話は面白いんだけど、話し方がなぁ、みたいな感じでした。
のん凄い
のんが全然売れないムード歌謡のグループに入って色々やるって話なの。ムード歌謡って内山田洋とクール・ファイブみたいなやつね。
のんの演技力が凄いの。純粋でへこたれない田舎娘をまんまやり切るからね。それでデビューして人気が出ると、少しずつ変わってくんだけど、そこも表情の変化でキッチリやり切ってんの。
ムード歌謡グループは場末感が漂うんだけど、これがリアル。太平サブローやコント赤信号の小宮もってきてるからね。
前座役で戸田恵子でてるんだけど、これは場末感なくてね。「田舎町にアンパンマン来たらもっと大騒ぎになるぞ」と思いながら観てた。
話は色々とドタバタすんだけど、みんな好き勝手言って、それでも後腐れなくまとまってくのが良かったな。脚本いいよ。
のんちゃんはあまり興味がなかったのですが
パーツは面白い映画ですが、ストーリーが・・・
売れないムード歌謡コーラスグループ「山田修とハローナイツ」。地方巡業でリーダーの故郷の東北(たぶん南三陸)で歌手に憧れるのん(以下、能年玲奈)が演じる女の子「愛」に出会う、というストーリー。
「ムード歌謡」「コント」「能年玲奈」のうち、単品で2つ以上お好きな方には楽しめます。「コント」は元ネタを知っていると、面白い。春風亭昇太がちょっと出るシーンとか、太平サブローの「おこるで、しかし」(横山やすしのモノマネ)。小宮孝泰、ラサール石井のコント赤信号ネタもあったかなぁー?
「ムード歌謡」も、往年の名曲ばかりだし、オリジナル曲もすごく良かったです。太平サブローはちょっと声が出てなかったが、まあ、それも味。能年玲奈はさすがに、こういう懐メロは上手い、と言うか合ってる。全然違う!と言われそうだが「うる星やつらのOP曲」とか歌わせたら、これだー!、ってなりそうな声質。
「能年玲奈」もやっぱ良い。この子が出るだけで画面が明るくなる。昭和なメイクも似合うし、まだあどけない表情も出来る。せっかく女優として旬な時期に映画に出ないのはもったい無い。こういうシネマ系の映画でもいいから、色んな役を観たいです。
って、個別の要素はベタ褒めなのに点数が低いのはねぇ〜、、、致命的に「ストーリー」になっていない、ってこと。厳しく言えば「これ、映画になってる?」というレベル。原作舞台が25年間、7作に亘って続いたシリーズもの、だから「ぶつ切れ」っぽくなる、という言い訳を割引いても、1時間半の映画にするなら、もーちっと成らなかったかなぁー。
いっそのこと「愛、東京編」「ハローナイツ、大阪編」「愛の母、ススキの編」「南三陸編」「愛&ハローナイツ編」「完結編」と20分ぐらいの小編を束ねて作れば良かったのかな〜。尺が足りない編は、それこそムード歌謡曲の歌詞にして、バックの映像で顛末を観せる、とか。
映画としては1.5点だが、能年+0.5点、往年のコントと曲で+0.5点で、あまちゃんな2.5点。
のんは“マドンナ”
もともとはシリーズ化した舞台作品であって、映画化にあたって、のんを“マドンナ”に迎えた作品とは知らなかった。
どうりで、テンポがおかしいと思った。
“朝ドラ”じゃあるまいし、売れない歌謡グループの話や、その内輪もめの話が延々と続いて、半分過ぎても何も起きない。
戸田恵子が美声を響かせるが、大平サブローは歌が下手で、のんはなかなか歌わない。
とはいえ、自分もご多分に漏れず、のんを観に行ったのであるが、“期待外れ”というわけではなかった。
この作品で、のんはボーイッシュで力強い姿を見せている。
歌もそれなりだし、60年代っぽい(?)ファッションによるレトロな雰囲気が、さまになっている。
やはり、何か“持っている”女優である。
特に、啓太が「愛ちゃんは・・・夢破れたけど、へこたれてねえ!」と語る部分では、のんの現実の状況とダブらせて、グッとくるものがあった。
「ムード歌謡」が特に楽しめるわけでもないし、観なくても全然困らない映画だ。
のんの健在を確認し、オリジナル曲「シャボン玉」でも思い出しながら、気分良く映画館を後にできれば、それで良い映画だと思う。
☆☆☆★★ 先ずは、女優のんとして完全復帰おめでとうと言いたい。 ...
☆☆☆★★
先ずは、女優のんとして完全復帰おめでとうと言いたい。
オリジナルの舞台は初演版を観劇済み。簡単に。
オリジナルの舞台は観てはいたが、もはや忘却の彼方。
映画を観ながら「あゝ!そうそう!」…と、ストーリーを少しずつ思い出して行った。
確かオリジナルのメンバーだったよなあ〜!勿論のんは違うけど。あれ?でんでんと有薗もオリジナルメンバーだったっけ?と、はっきりとした記憶が怪しい^^;
舞台版の映像化としてみれば、可もなく不可もなくと言ったところではありますが。流石に長い事演じて来たメンバーらしく、1人1人の掛け合いの間のタイミングは良い。ただ残念ながら、爆発的な笑いにはなかなか繋がらない話でもある為に。中盤辺りになると少しだけもたついてしまう気もしないではない…かなと。
オリジナルメンバー以外では、菅原大吉がとても良かった。大体この人が演じる役は、主にクレーマータイプの役柄が多く。嫌な人物を演じさせると天下一品なのだが。今回そんな得意な役柄とは違い、田舎に取り残されてしまった朴訥な次男役。メンバー個々の癖が強いだけあって。リーダー役の赤信号小宮は、一見すると普通っぽいのだが実は1番の曲者。
それだけに、菅原の役柄によって。段々と小宮の捻じ曲がった性格が、それとなく観客に伝わって来る仕組みになっていて、観ていても面白く感じた。
映像化にあたり、昭和の歌謡コーラス曲以外として(おそらく)映画オリジナルの♬シャボン玉♬をのんが歌う。
アイドル風のPVを挿入し、女優のんの復帰を祝っている様でもあり実に微笑ましかった。
最後は少し呆気なく終わるものの、好感の持てる作品になっていた。暇つぶしには最適…かと思える。
2020年3月8日 イオンシネマ板橋/スクリーン2
大衆活劇
舞台未鑑賞
東北の田舎町で燻る女性と、リーダーが同町出身のドサ回り歌謡グループ「山田修とハローナイツ」の物語。
ボーカルの真ちゃん頼りのムード歌謡と演歌で頑張るおっさん6人組が、東京で夢を叶えようとして欺されて帰郷した娘と絡んでいくストーリー。
お笑いタレントを起用してコメディ要素を推してはいるけれど、結構マジメに人情喜劇をやっていて、昭和テイストだし、舞台劇テイストだしという感じ。
といっても、かなりしっかりと映画としてつくられていて、言われなければ舞台劇と感じない程のシーンやカットのつくり込み。
最近何故かちょっと多い昭和テイストの安全安心ほっこりコミカルストーリーで中々面白かった。
ただ、エピローグのバックでちょろっと流れる愛ちゃんの選択肢はちょっとなぁ…。
コメディとしては上質
のんちゃんファン必見
能年玲奈は能年玲奈
ええーっ!?そうなのーっ!?
朝イチから「星屑の町」鑑賞
あまちゃんヒロイン
能年玲奈ちゃんが、「のん」に改名後
初となる実写劇場映画出演!
ファンはどれほど待ちわびたことか!
しかもヒロインで!
しかし、あくまでも主演はハローナイツの
おじさん達!涙あり笑いあり恐怖?あり?
の良質な喜劇映画です!.....が
やはり、のんちゃんは存在感抜群!
コミカル!キュート!
そして、何と言っても
のんちゃんの歌声が、あんなに昭和歌謡に
マッチするとは思いませんでした!
あと、中原淳一風
レトロドレスも必見です!
上映館がかなり少ないですが
皆様のクチコミで広げてもらえたら
幸いです!どうか
よろしくお願いいたします!
ノスタルジー溢れる温もりを
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