「こんなところにボードレール」パリに見出されたピアニスト Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
こんなところにボードレール
不良少年…というよりも最早犯罪者な少年がピアノの才能を見初められコンクールに向けて音楽院で学んで行く話。
駅のコンコースに置かれた「ご自由にお弾き下さい」なピアノを弾く姿が音楽学校ディレクターの目に留まり社会奉仕活動をかねて音楽院で学んで行くストーリー。
定番中の定番とも言える壁や妨害等、葛藤と挫折なんかを織り込んでみせて行く。「変わっちまったな」なんてベタベタなヤツまであったりね。
ピアノのことを言われても良く判らない自分にはベタ過ぎるということばかりが引っかかるも悪くはない。
ただ、終盤の主人公だけじゃなく周りも含めた切り替えというか変化が急だし唐突だし、それまでのだるい程の展開と比べて話が雑過ぎてあれれ?
面白かったけど、この作品ならではというものがあるワケではないし、刺さる程の起伏もなかった。
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