劇場公開日 2020年2月28日

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「ベッキーがさらに進化」初恋 とんびさんの映画レビュー(感想・評価)

ベッキーがさらに進化

2020年3月10日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

情緒的な題名とは裏腹に日本ヤクザ、中国マフィア入り乱れての、バイオレンス満載の物語でした。
とはいえその抗争に巻き込まれた男女の切ない恋物語でした。
そしてNHKドラマ「これは経費で落ちません」で、悪女を演じたベッキーがさらに進化した、鬼気迫る「純愛」を怪演してました。

最初に見た三池崇史監督作はマカロニ・ウエスタンのパロディ「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」だったのですが、今回作はパロディというほどではないけれど、やはり任侠映画へのオマージュらしき、くすぐりたっぷりの喜劇でした。

三池崇史は素っ頓狂な遊びをしながら、妙にゲージュツしない、お約束の展開ながらきちんとカタルシスを与えてくれる、良い職人監督だと思います。
今回作もその期待通りでした。

とんび